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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

近い、近い、近い!

2014年10月18日 19時17分53秒 | バス運転士
昨日の夕方、☆☆駅の乗り場で… 見るからに欧米血統の制服小学生さんが、小声で何か囁いた。一度で聞き取れなかった私は、彼女の顔にグッと耳を近づけて「えっ… 何ですか?」と尋ねた。すると彼女が「○○停に行きますか?」と言ったので、私は「はい、行きますよ」と答えて乗ってもらった。


その後、見るからに日本血統の制服高校生さんが、ICカードをタッチさせずに何か言った。またもや私は一度で聞き取れなかったのだが、彼女が「今、手続き中で…」と言いながら差し出したICカードに、一枚の“紙切れ”が付いているのに気が付いた。


その紙切れに印刷されている文字の余りの小ささに、老眼が始まっている私は「何じゃこりゃあ~」と言いながら近視用のメガネをずらした。そして、紙切れにグッと目を近づけて、何行も書いてある文章を… 読もうと思ったけれど、とても疲れそうなのでやめてしまった。ただ「再発行の手続き中」という意味だと分かったので、「あぁ、どうぞぉ~」とそのまま乗ってもらった。


途中の△△停で… 一組の母子が待っていた。が、男の子が「子供一人、お願いします」と言いながら乗って背後席に座っただけで、お母さんは自転車に跨って行ってしまったので、私は「あぁ、男の子が塾にでも行くのかな? それで、お母さんは見送りに来ただけだったのかぁ~」と思った。


しかし、バスが発車して数十メートル先の赤信号で止まった時、お母さんの自転車は歩道上を左折して行ったのである。私は「あれ? バスも左折するんだけど… それならば、次の◇◇停で待っていれば良かったんじゃないの? う~む… きっと、さっきの△△停の近くで一緒に買い物でもしていたのかな?」と思った。


そこから僅か2つ先の▽▽停に接近していくと、そこには見覚えのある人影が… そう、自転車お母さんだったのである。私は「へっ!? ナニナニ? 忘れ物か何かを届けに来たのか???」と思いながら、中扉と前扉の両方を開けた。すると、男の子が中扉から降りて行き… お母さんは「一人で乗れたねぇ~!」と言ったのだった。


なるほどぉ… 僅か2区間という近距離とはいえ… “はじめてのおつかい”ならぬ、初めての単独ご乗車だったのかぁ~ そうと分かっていれば、もう少しサービスしてあげたのになぁ~!(サービスって、何をするんだ? 小学生くん相手に、まさかのハグ&キッスか? それならば、お母さんがシングルかどうか聞いて… そっちの方向で行っとけぇ~!)


さらに、そこから2つ先の○○停に到着… すると、見るからに欧米血統のお父さんが待っていた。さすがの私も「あぁ、☆☆駅で乗った制服小学生さんのお父さんだ!」と分かったので、中扉だけを開けて降りてもらったのだった… では、とりあえず… そのお父さんがシングルかどうか聞いて… って、そういう話じゃなかったっけ? ハハハ…(ふん! この“どっちも使えない両刀”が何を言っとるかぁ~!)