おかあちゃん(高齢者のガン)私のオッパイ(石灰化)??? とワン子

2006年8月母は肺がんと診断される。完治目的の定位放射線治療を受ける。

おかあちゃん 1年前は…

2012年09月29日 11時38分19秒 | 母の事(肺がん) そして絆
おかあちゃん、これは1年前の私のブログだよ。

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2011年9月29日
命の期限

何にも期限があるのやな。
おかあちゃんの肺には沢山の水が溜まっている。
おかあちゃんの小さな体を何故こんなに次々辛い事ばかり起こるのか。
先生から「頭痛は治ったから、早く家に連れて帰ってあげたほうがいい。」と言われた。家で過ごした方がいいでしょう。とても悪い状態であると伝えられた。
おかあちゃんに「帰ろうね。」と言った。私は、今度こそおかあちゃんの意思を尊重して、延命ではなく痛み苦しみを取る方向で進めていきたい。そして私が、おかあちゃんの娘でどれだけ幸せだったか。おかあちゃんを愛しているか。もっともっと伝えたい。

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2011年9月28日
入院6日目

おかあちゃんの頭痛は日々よくなっている。だけど、朝方に痛くなる。看護師のトラウマで、やっばり治らないんではと心を閉ざす。
分かりやすいよ。おかあちゃん。
何の反応も示さない。返事もしない。目も開けない。何かを探ろうとしてるかな。何も分からないから本当の事を言うのでないかな。そんな事を考えているのかな。
昨夜、ぐずるおかあちゃんの横に寝た。首の下に腕を入れ反対の手で苦しがる胸をさすった。
同じ方向を向いていた。私はおかあちゃんの好きだった「月の砂漠」を歌った。うるさかったかな。先の鞍には私で後の鞍にはおかあちゃん。って入れたりして。そのまま寝てしまった。朝、看護師に言われたよ。

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看護師は、おかあちゃんが分からないと思って 患者に言ってはいけない事を話した。
おかあちゃんが、それが何かは言ってくれなかった。でも それから私は、警戒していた。
言われたおかあちゃんは、辛かったね。笑ってくれなくなった。

私は、1年前こんな事をしていたんだね。至らなかった。
思い出して 悲しいというより 楽しかったよ。一緒にいられる幸福を全身で感じていた。
改めて読んで見ると 余裕などなく必死だった。
ごめんね。少しでも 余裕を持って接していればよかった。
愛していた事だけは 今もあの時も一緒だよ。
ありがとう。おかあちゃんの娘で良かった。世界一幸せだよ。

おかあちゃん、ありがとう。好き 好き 好き 大大好き 大大大好き。愛しているよ。
これからも スーと スーと ズーと ズーと ズーと 一緒だよ。よろしくね。


コメント
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