新イタリアの誘惑

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階段紀行・西日本 大阪編② 夢への導入路!?ドラマチックな演劇の舞台!? 華やかでユニークな2つの階段

2021-06-08 | 階段紀行・西日本 

 2017年に大阪の中心部に開業したコンラッドホテル。その38階から39階にかけて設けられたのが、この階段。まるでひるがえる白いリボンの軌跡のように、ふんわりと円を描いた形は、さすが高級ホテルのエントランス、と感心する。

 絶妙なカーブの具合がすばらしく、見とれてしまう。

 外観は白一色だが、階段そのものは淡いブラウンに模様が入っていてスタイリッシュ。

 階段に足を踏み入れる前にいったん立ち止まって眺めると、側面の壁が高くなっていて包み込まれるよう。

 38階は広いロビーとなっている。都心に建つ高さ200mもの御超高層ビルだけに、眼下には大阪都心部ビル群の風景が広がる。

「夢への導入路」といった言葉が思い浮かんだ。

 同じエリア内にある大阪ファスティバルホールは、1958年に完成したコンサートホールが2012年に二代目のホールとしてリニューアルされたものだ。正面エントランスを入ると、高級感あふれる赤い空間が待っている。

 広い広い階段。一段ごとに金の枠で縁どられた段が広がり、奥行きも実際以上に深く感じられる。

 まるでこの階段そのものが、ドラマチックな演劇が展開される場所ではないか、と勘違いしてしまいそうなゴージャスさだ。

 両側は特製レンガで囲まれており、一層の豪華さを思わせるのに一役買っている。

 少し暗めの照明に浮かび上がるレッドカーペットのイメージ。見逃せない大階段だ。

 


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