新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

バルセロナ建築巡礼⑤ ランブラス通り。サン・ジュゼップ市場からミロの絵を過ぎてグエル邸、コロンブスの塔

2020-01-28 | バルセロナ

ランブラス通りを歩く。

 通りの中間ぐらいの場所にサン・ジュゼップ市場がある。バルセロナ最大の市場で、1217年に開場しているので、900年もの歴史を誇っている。

 場内には200軒もの店がぎっしりと並ぶ。地元民はここのことを「ラ・ボクリア」と呼んでいる。「胃袋」という意味だそうだ。

 果物類のコーナーはあふれかえる色彩でピカピカ。

 店頭では店員と市民との丁々発止の駆け引きも展開される。

 イベリコ豚が店頭一杯にぶら下がっていた。

 「胃袋」と呼ばれるのも納得だ。

 市場を過ぎた先の交差点付近にあるのが、ミロの描いた大きなモザイク画。市民には日常の絵画だ。

 ほどなくグエル邸が見えてくる。ガウディの設計。

 頂点に大きな鳥がいる鉄製装飾が特徴的だ。

中には入らなかったが、屋上の煙突はここでも自由な造形で制作されているのが伺えた。

 ランブラス通りの突き当りにはコロンブスの塔がある。彼が到達した新大陸(アメリカ大陸)の方向を指さしている。高さは60m。

 夕方、上空が次第に青から紺に染まる頃、コロンブスのシルエットがとても気高く見えた。

 また、根元に装飾された踊る女性像が夕陽に包まれた時、まるで幻想のような美しさに輝いていた。

 

 

 

 

 

 

 

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