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長崎写景 龍馬達の残像 ‐ 15

2010-11-16 | 歴史(近代)
龍馬坂の途中にあったブロンズでできた龍馬のブーツや帆船の操舵輪。

この操舵輪を握ると眼下に長崎の街が広がってくる



長崎市内の寺町から亀山社中に向かう長い階段がある。

坂本龍馬が海援隊の仲間たちと歩き廻った道だ。
大人二人が並んで歩ける程度の小路である。

今でも地元の人達は、この坂を「龍馬坂」と名付け、日常的に利用している。

坂の途中に、土佐からの仲間であった「沢村惣之丞(さわむら そうのじょう)」の説明板があった。

誤って薩摩人を殺害したとはいえ、この男の切腹を救う手立てはなかったのだろうか?
これからの時代を切り開かねばならぬ男子を、「近藤 長次郎 こんどう ちょうじろう)」に続き、 またここで一人失っている。

本人達自身の無念さが僕の心に伝わてくる。


(2010.10.15 長崎市寺町にて)

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