ナベッチーのエンジョイライフ

他人様からすれば他愛もないことでも、記憶にとどめておきたい事、感動したスポーツ、本、映画などを思いつくままです。

桑友会

2010-05-20 19:51:02 | ゴルフ(対戦記録、反省など)

 一昨日までの天気予報では雨マークであったが、昨日の大雨でなんとか雨だけは避けられた。昭和36年に卒業した同級生が今年もリオフジワラに23人が集まった。卒業して48年もたてば一人二人とゴルフから卒業してもおかしくない年代であるが、幸いなことに誰一人としてギブアップの声は上がらない。そうはいっても2~3年前に脳内の瘤を切除したITOさんもいれば、また去年に心臓の動脈の手術をしたYabuさんも復帰した、特にYabuさんは連休前にドクターのお許しがでて、1年ぶりのゴルフで1ラウンドの自信がないと言いながらも元気そうな顔を見せてくれたのは出席者全員が喜んだと思う。そして女性陣はグロス91でラウンドした、Sugi 嬢始め皆さん生き生きと楽しんでいた。昨日の大雨でフェアウェイはドライバーはランがなく、かといってグリーンは早く久しぶりの中里コースに手こずった。 IN 45  OUT 44のやっとこさ90を下回り、同伴の Sugi 嬢に辛うじてグロスで勝たせてもらった。しかし、そんな悪条件の中でも優勝したのが、脳内瘤の大手術より復帰した、ITOさんで、38 42 で回ってきたのはお見事であった。もちろんゴルフも楽しいが、終わってからのティーパーティーが昔の同級生に戻りお互いに白髪と皺を寄せながらの語らいがなにより楽しい。そして、今秋のコンペは11月第2週に再会を誓い合ったのである。


ベストエッセー 2005年 

2010-05-19 07:47:35 | ブック(記憶に残したい本、文章)

ベストエッセー 2005年 日本文藝家協会編  最近県立図書館へ行くたびに、ベストエッセーコーナーで探すエッセーである。今回は2005年版で、 副題は「成り行きにまかせて」である。ブログに書き残すため、この本の目次を見ながらどのエッセーが面白かったか、そして心に残ったのかとパラパラっと読み直すのも読後の楽しみである。相変わらず読みやすい本であるが、今回も私が選ぶベストエッセーであれば、まず、高橋三千綱 「中上健次と会った夜」 阿川弘之「古山高麗雄を偲ぶ」 吉村 昭「谷中墓地 空襲の一夜」 角田光代「やっぱり別れるなんてできない」高井友一「水上 勉さんと私」 小関智弘 「入れ歯を食いしばって」 五木寛之「歌の流れる街」が面白かった。

池波正太郎 「歴史を探る・人生を語る」 著者がNHKの「歴史への招待」や、週刊誌などで歴史、料理、映画について対談したものを集めたものである。「淀川長治さんとの映画の愉しみ」の中で、ヒコッチコックについて、池波氏が淀川氏にヒッチコックについて何がいちばんお好きですかとたずねた。「疑惑の影」からずうっと好きだけど「北北西に進路を取れ」 「めまい」「海外特派員」「見知らぬ乗客」「バルカン超特急」と言った。池波氏は無理に挙げろと言われたら「レベッカ」と「疑惑の影」であり、一つ一つのシーンでのセリフとか所作などをよく覚えていることに感心する。映画についてお二人がしゃべり出したらいつ終わるともしれなく、まるで二人のそばで相づちを打ちながら聞かせてもらっているような気持ちにさせられる対談であった。 


今日の英会話

2010-05-17 18:34:30 | 講座(英会話、ブログ講座等)

 今日も爽やかな朝である。 Keiko先生の How   are  you  doing? で講座がスタートした。一口スピーキングでは、隣のHiro嬢が自宅に綺麗に咲いたバラの写真を撮り、皆さんに見せてくれた。流暢なスピーキングで紹介してくれていたが、難解でなおかつ難聴気味の私には理解できなかったので感心しながら頷くだけであった。後でメモを見せてもらおうと思ったが、まだ新人の彼女に対して図々しいことを言い出せなかった。私は I  looked  with  a  newspaper   the  other  day.   A  Future  hall of  Gifu  ( 岐阜県未来会館 ) is  closed  down.   How  about  the  Salamanca  hall?   It is waste  of  it.   However,  I  want  you  to  get  rid  of   waste.   How  do   the  all  of  you  think?  私は勘違いをしていた、未来会館は閉鎖されることは事実なのであるが、その中にサラマンカホールがあるのだと思っていたが、未来会館は長良の岐阜県営グラウンド近くの施設であり、県庁西のサラマンカホールは関係なかったのであった。それにしても事業仕分け余波は身近にも迫ってきた。気心の知れた、Emiさんには冗談半分で、今や日本の外食産業の雄を目指す息子さんの会社にでも買い取ってもらいたいと図々しく投げかけた。

「中学英語で伝わる英会話」 の講座は先週に引き続き 「断る」である。 会話練習は  We’re  going  to  throw  a  party  this  weekend.   Would  you  like  to  come?   I’m   afraid  I  can’t.    I  have  another  appointment.    Come  on,  I   really  want  you  to  come.    I   wish  I  could ,  but  I’ll  be  out  of   town.   It’s   a   shame  we  can’t   have   you.   I   appreciate   your  invitation.    May  be  next  time.  隣の人と掛け合い練習をした。そして来週までに暗記するのである。


山田風太郎

2010-05-14 11:14:44 | ブック(記憶に残したい本、文章)

 山田風太郎 「あと1000回の晩餐」 平成6年から8年10月まで‘朝日新聞’‘産経新聞’‘問題小説’‘This is 読売’等に掲載された随筆である。 山田風太郎は1922年生まれであるから私よりは20才先輩である。いまも存命していれば87才であるが、平成13年79才で亡くなった。この随筆を書き始めたのが、平成6年であるから7年ほどは好きな食事は召し上がっ たのである。著者がどのような食事をしていたのかとなると、12月1日 朝  チャーハン、スープ  夕  スキヤキ  12月2日 朝 スキヤキの残り。 夕 豚のショーガ焼き、キスの塩焼き、アップルパイ、お新香とある。1日に朝夕だけで2週間の記録をのこしているが、酒を飲みながらおかずを食うのが私の習慣であるが、料理はある程度の時間をおいて順々に出てくる。そのたびに箸を置いてメモ帳に書き入れる。酒の酔いも料理の味もそのたびにケシ飛んでしまう。大げさに言えば、一種の格闘的作業のように悪戦苦闘したと書いていた。私も一日だけ挑戦してみようと5月12日に記録を残してみた。 朝  赤だしみそ汁 具はトーフとわかめ、大根の葉っぱに油揚げを入れた煮物、数日前に食べ残した鮭をほぐしたもの(家内は残りものとは失礼な貴方のために余分に作っておいたのであると言うであろう)、蒟蒻とゴマの和えもの、梅干し、 ご飯の上にアボガドに鰹節を混ぜ合わせて醤油を数滴かけて一膳の飯。 そして茶碗に牛乳90CCを入れて、茶碗4分の1ほどのオールブランフレークである。 昼 朝のみそ汁の残りにご飯と、少量の紫蘇の葉を土瓶で温めた雑炊が約一膳、 トーストに蜂蜜をつけて1枚、 朝の残りの大根の葉、ハッサク半分であった。夜 養老温泉の帰りに(FAX注文をしておいた)スシローで持ち帰りの寿司を12皿注文したので、多分12種、 焼酎のウーロン割り 1パイ チーズ、朝の残りの蒟蒻のゴマ和えであった。 いずれのおかずもご飯も多くは食べないが、季節感もあり、味も、多分栄養配分よくまことに美味しくいただいた。 一方風太郎さんは、タバコは紫煙のヤニのために、壁も天井も机も飴色に染まるほど吸い、酒については、「日は日くれよ 夜は夜明けよと 啼蛙(ナクカワズ)」 蕪村の句をもじって 「日は酒くれよ 夜は酒くれよと 啼蛙」というほど毎日のタバコと酒で命が惜しくないのかと思うのであるが、著者はどこか長生きしたくない望みがあるせいではないかとも書いていた。この違いは「あと1000回の晩餐」と。「まだ5000回の晩餐」の考え方の差なのであろうか?


城山三郎 

2010-05-13 08:39:20 | ブック(記憶に残したい本、文章)

 城山三郎 「この日、この空、この私」 今は亡き城山三郎が 1996年から1999年に朝日新聞 「一冊の本」より定年退職者に向けられたエッセーである。著者曰く 好きな本を読む。旨い肴で酒を飲む。偶にはゴルフをするのでは、それまでの生活の微調整にすぎないのである。また、もっとも勉強すればよい、というものではない。それが楽しさに通じたり、深まったりしなければ、永続きしない。言い換えるなら、そうした過ごし方をしてよかった、今日は深く生きた、という思いにさせるものでなければ。ただし極楽でもあるまいし、一日中、そうした思いでで満たされたいというのも、これまた無理である。それなら、一日に一つでも、爽快だ、愉快だと思えることがあればそれで「この日、この私は、生きた」と自ら慰めることができるのではないかと言った。ナルホド、さすが城山三郎奥深い人生である。

作家のエッセー 日本近代文学館編 「本の置き場所」 尾崎一雄、丹羽文雄 大岡 信など老作家の過去のエッセーなどであるがあまり面白くはなかった。