ナベッチーのエンジョイライフ

他人様からすれば他愛もないことでも、記憶にとどめておきたい事、感動したスポーツ、本、映画などを思いつくままです。

城山三郎 

2010-05-13 08:39:20 | ブック(記憶に残したい本、文章)

 城山三郎 「この日、この空、この私」 今は亡き城山三郎が 1996年から1999年に朝日新聞 「一冊の本」より定年退職者に向けられたエッセーである。著者曰く 好きな本を読む。旨い肴で酒を飲む。偶にはゴルフをするのでは、それまでの生活の微調整にすぎないのである。また、もっとも勉強すればよい、というものではない。それが楽しさに通じたり、深まったりしなければ、永続きしない。言い換えるなら、そうした過ごし方をしてよかった、今日は深く生きた、という思いにさせるものでなければ。ただし極楽でもあるまいし、一日中、そうした思いでで満たされたいというのも、これまた無理である。それなら、一日に一つでも、爽快だ、愉快だと思えることがあればそれで「この日、この私は、生きた」と自ら慰めることができるのではないかと言った。ナルホド、さすが城山三郎奥深い人生である。

作家のエッセー 日本近代文学館編 「本の置き場所」 尾崎一雄、丹羽文雄 大岡 信など老作家の過去のエッセーなどであるがあまり面白くはなかった。



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