ナベッチーのエンジョイライフ

他人様からすれば他愛もないことでも、記憶にとどめておきたい事、感動したスポーツ、本、映画などを思いつくままです。

「マッチポイント」 「カポーティー」

2010-11-04 09:08:40 | 映画(記憶に残したい映画、シーンなど)

 「マッチポイント」2005年公開 今まで多くの映画を観てきたつもりであったが、ウッディー・アレン監督の作品を見るのはどうやら始めてみたいである。そして、名女優として、デビューした、スカーレット・ヨハンソンも始めてである。自分では多くの映画を観たと思っていても、観ている作品は古い名作の映画が多い。この映画は、ロンドンの上流階級を舞台にして、テニスを通じて知り合ったことから始まった。タイトルにあるように、マッチポイントにボールが引っかかってどちらにボールがおちるかにより、勝敗が分かれるのと同じように人生においても、ほんの一瞬で運命が左右される。誰もが、自分の人生のなかであることである。うたい文句にはラブサスペンス映画とあり、恋愛にからむ恐怖も期待していた。ところが、結婚を自分の出世の手段とし、そして別の女性を追い求めるような、男の風上にも置けないようなストーリーで、後味の悪い映画であった。

「カポーティー」 2006年上映 ある一家の惨殺事件を実在の作家、カポーティが、死刑囚を前に、その本人たちのたどった人生・殺人について書く上で結末を書き終えるまでに4年をかけて見守る。最後の死刑執行シーンも立ち会うのであった。トルーマン・カポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンの言葉、話し方のリズムがこの映画の雰囲気と流れを作っている気がする。アカーデミー賞主演男優賞を受賞しただけのことはあった。カポーティについては、「ティファーニーで朝食を」の作者でもあるらしいが、実際の小説“冷血”を読んでいないので、わかりくい映画であった。
YOu-tubeは「ティファニーで朝食を」と、ムーンリバーを聞いてみたい。 http://www.youtube.com/watch?v=mmSJdxEiM9o&p=8630D6DB87745093&playnext=1&index=29