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水色のキャデラック

2021-06-08 23:27:19 | 日記

カンごみの日。青空が広がって、いい天気だ。カンゴミ袋を置いて、戻り始めて気が付いた。水色の外車がとまっている。きれいに手入れされてはいるが、いかにも古い型。正面にVのエンブレム。キャデラックかなと思ったが、車のメーカーなど詳しくない。近づいてよく見たが、目が悪いので、文字は読めない。でもなんとなく懐かしい車だ。私が教習所で初めて乗った車はプリンススカイラインという車体の大きな車だった。その車の尾っぽがツンと反り上がっていた。この車もテールが反り上がっている。その年代なのかも。

9時過滞納にしてしまった、固定資産税を支払いに役場に行った。で、コンデジを持っていき、さっきの車の写真を撮った。支払いを済ませ、介護申請をして、2階へ行った。そして「車に詳しい人いない?この車なんだけど、すごく懐かしいんだ」と、写真を見せると、Tさんが「キャデラックだね」とスマホを検索し始めたので、3階に行ってくるから調べておいて、と頼んで3階へ行った。

カメラの位置の確認と、課長たちの座席表をもらうために。議場に入れてもらって、カメラを確認した。小型のカメラが。配線なのか、パイプで固定されていた。確かに、これじゃ~、すぐの移動はできないだろうな。議会控室のもそう?議会控室は会議j中とかで確認できなかったけど、同じようなものらしい。局長もその会議に出席していたがちょこっと出てきてくれた。「簡単に移動させられないことはわかったよ、でも真鶴議会は遅れているね、こんな中継しているところはほとんどないよ」「金がないからね」「金だけじゃなくて知恵もないんだよ」職員の中にはメカに強い若い人たちもいるだろうに、そういう人たちの知恵を借りれないのかな。セクト主義?いいや、単なる柔軟性のなさ。そうこうしているうちに課長たちの座席表がプリントされて出てきた。ありがとう。

2階に顔を出し、礼を言うと、さっき頼んでおいた車の情報を教えてくれた。口で言われても覚えられないので紙に書いてもらった。「キャデラック エルドラド 1959年」

「エルドラドってあの黄金郷のことだよね」「そう」車のナンバーを拡大すると、ナンバーは「19 95」あっ、製造年だ。オーナーさんのこだわりなんだな。車愛、な~んか、奥深いなぁ、気持ちが温まる。

1959年?まだ真鶴に来ていない。2021年から1959年を引くと62。62年前かぁ。私は21歳、まだ大学生だ。車の免許もとっていない。免許を取ったのは25歳の時だったような。あの頃の車って角ばってたよな。その前が丸かったから、角ばった車は、なんとも新しくて、格好よく見えたんだけど。私と言えば、免許取って、丸っこい車、オースティンを運転していたんだっけ。

そういえば「水色のキャデラック」っていう童話があったなぁ。娘に読んでやった覚えがある。

一台の古い車から、懐かしい昔を思い出してほんわかした一日だった。