勇者たち

♪この状況を嘆くよりも先にやるべきことがあった

ここぞという時に楽な道を探すなまけ者だった

生まれ変わるならもっといい人生を送りたいな
不器用のままでは世間は冷たい

世の中いい人も悪い人も見分けつかなくなった

競い合うことに疲れ
評価を恐れ逃げたくなった

よかったらまた思い出して ここに僕がいた事を

月日が流れて何もかも全て許したいよ
忘れていいよ僕のことは大丈夫だから

いつかの夢に見た
勇敢な人になりたいよ♪

笑っていてよ
微笑む先が僕じゃなくても

同じ時代に生まれ同じ痛みを感じ同じ運命背負い
理由を探してる

知る程にただ虚しいだけ何にも出来やしない愚か者

忘れていいよ僕のことはありがとう♪

加藤ミリヤ「勇者たち」の歌詞抜粋ですが、深い本当に深い。心の奥底に染み込むます

今の自分にぴったりで、何度も繰り返し聴いて泣きました。

いざっ！防災

昨日は、防災リーダーオリビアの導きで防災訓練をしました。

防災に対する心構え、いざという時どうするか。

精神障害を持つ人たちは予期せぬ状況に弱いです。

だからこそ、訓練をして 防災に対する知識を育てよう。

何度も繰り返し練習することが大切。すっかり恒例となりました。

でも堅苦しい訓練は飽きてしまうので、そのつどいろいろ工夫します。

今回は、揺れを感じた時の身の守り方、防災クイズ、バケツリレー、ヘルメットの手入れとかぶり方。

防災体操にうた、最後には防災用パンを試食して振り返りをしました。

みんなのくつろいだ笑顔。なんでもない無駄話。

私は最近ちょっと落ち込み気味。

でも、みんなの笑顔が見れたからよかった。

淋しい別れ

☆木曜薬膳
ハンバーグステーキ
ラタトゥユ
ひじきと大豆煮
ゆで卵
ほうれん草お浸し
南瓜煮物
柿とキウイ
漬物
焼き鮭載せご飯

★日替わり弁当
チキン南蛮
ラタトゥユ
マカロニサラダ
りんご
漬物
ご飯

ケンウッドの母が亡くなった。通夜式、親族含めたった20人足らずの参列者。

しかし、これは珍しい光景ではない。

精神障害の当事者、家族の葬儀はいつもしめやか。

長年認知症を患い、ここ数年、介護施設で暮らしていたケンウッドの母。

父も身体障害があり入所中。

ケンウッドは単身で、ヘルパーによる家事援助を受けながら頑張っている。

慣れない儀式の場。糊のきいたワイシャツに黒いネクタイとズボンを窮屈そうに着ていた。

姉に導かれるまま焼香するぎこちない動き、泳いだ視線。
自閉症の彼にとって、この世界はどう映っているのだろう。

ケンウッド、頑張って。

いつか、メンバーたちの前で、「泣いた赤鬼」の話をした時、あなたは私を初めて直視した。

あの時の眼差しは痛いほど鮮烈でした。

あなたの感受性に打たれた日。

読経後、母の亡き殻に呼びかけました。

お母さん、ケンウッド頑張ってますよ。もう心配しないで。ご冥福を祈ります。

自立への助走

どうしてあの子は、自分の家を追いやられてしまったのだろう

何も出来ないと見下され
閉ざされたシャッター

亡き父の誇りだった電気工事士の看板

沢山の木々に囲まれた日本家屋

日当たりのよいベランダを前にした勉強部屋

この家で生まれ育ち

この家で大人になった

世間からは溺愛と言われた祖父母からの愛情で折れ曲がらずに生きてこれた

わがままなあの子より

さらに輪をかけわがままだった父が死に

あの子は天涯孤独となった

親戚の強い希望で措置となったグループホーム入所

あれから一年半が過ぎ

あの子は今、管理された自分の人生を変えようと苦しんでいる

どや顔善次郎煎餅

名古屋西区にある老舗 善次郎煎餅平野屋の特集を見た。

職人である現社長の煎餅にかける意気込み、熱い思いに突き動かされた。

ついた米を素手で練り上げる姿には気迫を感じ、その生地を型で抜き、天日に干した後、一ヶ月室内乾燥させ、やっと焼きに入るのだという。

まさか煎餅にここまで手間隙かけているとは。

しかもこのこだわりで、一枚55円。

安いとは言えないものの、この手のかけ方を知ると採算合うのだろうかと心配になる。

真顔でうるち米をつき、力いっぱい手ごねし、型抜きした煎餅を網に載せ、天日干しした後やっと見せた笑顔。どや顔。

緊張から解き放たれた後、幸せに心緩む安堵の表情。優しさ、職人としてのプライドが漂う素晴らしい顔だった。

お天道さまは平等だ。一枚一枚に同じ光を当ててくれるとご主人。

深いね！

食べたいな。このお煎餅。