月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

どや顔善次郎煎餅

2012-10-02 19:59:37 | 日記
名古屋西区にある老舗 善次郎煎餅平野屋の特集を見た。

職人である現社長の煎餅にかける意気込み、熱い思いに突き動かされた。

ついた米を素手で練り上げる姿には気迫を感じ、その生地を型で抜き、天日に干した後、一ヶ月室内乾燥させ、やっと焼きに入るのだという。

まさか煎餅にここまで手間隙かけているとは。

しかもこのこだわりで、一枚55円。

安いとは言えないものの、この手のかけ方を知ると採算合うのだろうかと心配になる。

真顔でうるち米をつき、力いっぱい手ごねし、型抜きした煎餅を網に載せ、天日干しした後やっと見せた笑顔。どや顔。

緊張から解き放たれた後、幸せに心緩む安堵の表情。優しさ、職人としてのプライドが漂う素晴らしい顔だった。

お天道さまは平等だ。一枚一枚に同じ光を当ててくれるとご主人。

深いね!

食べたいな。このお煎餅。