月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

追憶の涙

2010-05-19 20:10:02 | 日記
今日の薬膳メニューです。
オムスパ かいわれ大根 海老マヨネーズ
茄子とピーマンの揚げ浸し あなごの照り焼きけ しの実がけ 有機レタス トマト キウイ あまなつ 雑穀ごはん 梅干し 佃煮

今日は姉のリリーも注文してくれたので、実家に届け、母娘三人で食べました。

母親のミッチーナは、その天然キャラが近所でも人気。本人は努力しなくとも、助けてくれる友人知人に恵まれてます。

私の知人にミッチーナの若い頃と同じような境遇のエミリアがいます。

エミリアの夫は、自分勝手で家庭を顧みず、お給料渡しません。
だからエミリアが身を粉にして働き、三人の子を養っています。

がまん強いエミリアは、体も限界だと言うのに、ひたすら耐えぬき必死です。

私はこのエミリアに、若い頃の母ミッチーナを重ねます。つらい思い出。

亡き父ジャガーは、私の高校の学費支払い日になると、激怒し、母を私をなじりました。

お金が惜しかったのでしょう。
30数年前、公立高校の学費は5000円にも満たず、でもジャガーは惜しみました。延々となじり、怒りのコントロールを忘れ、しまいには近所の親戚に私の悪口を電話しまくりました。

毎月が地獄でした。

エミリアの苦労を母に話すと、母は涙をこぼします。

辛い人生から逃げることのできない悲しみを憂いねぎらいます。

世代を越えた 女の痛みを共感するのです。

でも、私は強く思う。

女が泣き寝入りする時代は終わっているのだと。

一人で重い荷物を背負う必要も義務もないのだよと。

エミリアには、勇気の飴を毎日一粒贈りたい。

ミッチーナには、もう心配ないよと安らぎの飴を贈りたい。

自分の中では癒えてるつもりの傷が、近くの誰かに見せられ、再度疼いていく。

人間って、悲しい生き物なんだね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつも ありがとう(^^ゞ (エミリア)
2010-05-20 06:54:51
わたしにはいつも心配して元気づけてくれる仲間がいて幸せです。

ミッチーナさんのように親孝行な子どもたちと弁当を囲み語り合える日がくるといいです。

エミリア
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Unknown (pikarin)
2010-05-23 20:28:37
何て事象をうまく表現しているのか、共感の渦が渦巻いています。そうだ!女性が泣き寝入りする時代は終わったのだ!勇気の飴とやすらぎの飴、何て素敵な飴だろう。毎日ひとつぶ一粒だね。受け止めたいし与えたい。
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