月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

予防と予報と予備と予感

2013-05-21 21:58:11 | 日記
あの名女優アンジェリーナジョリーが乳がん発症に備え、乳腺摘出手術を受けたという。

かなりセンセーショナルなニュースだ。

遺伝要素のある乳がんを恐れ、防衛策として考えた決断で、三人の実子と三人の養子を持つ母親として、ハリウッド女優としての将来を思っての選択。毅然として見えるが、その裏にある苦悩を察すると誰にも批判はできないだろう。

乳がんで実の母親を失っている彼女は、その苦しみを目の当たりにしている故、発症のリスクを少しでも下げたかったのだろう。

リスクに対する予感が予防に転じ、不安な予報に予備の決断を迫られる。

怖いのはがんなのか、治療の苦しみなのか、それとも死か。

ウィルスとワクチンの戦いは果てしなく、がんも先進医療が研究されながら、しかし、死亡率は下がらずという現実。

何とも皮肉。生きていくことは、常に自分の影との駆けっこなのかな。