月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

シューマンの靴

2011-04-09 17:57:12 | 日記
昨日のお花見は、シートを敷いて満開に咲く桜の真下で食べました。

でもメンバーたちにとっては桜よりお弁当が早く食べたくて下ばかり向いてる。

みんなっ!上見て!

私の叫びに桜をチラ見。
でもほどなくまた弁当見。

あ~あ!ま、いっか。

お弁当を食べたら、三々五々席を立ち作業所に戻り出す。時間を持て余すのですね。

そんなメンバーが多い中、今年61歳最年長のシューマンは、片隅に座りくつろいでいました。
シューマンって桜がよく似合う日本男児なんですよ。

でも、何だか足が痛そう。破れた靴下の上からさすっています。

「シューマン、靴下脱いでみて」

シューマンは素直に靴下を剥ぎ取りました。
以前から足裏にたこができ、痛むとぼやいていたのです。

「まあっ!」
私とサマンサ、メリルは叫んでしまいました。
両足にできたたこ?魚の目?いぼ?は50円玉ほどの大きさで、固く盛り上がっていたのです。おまけに巻き爪。

「痛いねえ。これは大変だ」

苦笑いのシューマン。病院にかかればいいのになあと思いますが、たぶんそんな気はないでしょう。

あれでは靴下も破れるわけだと思いました。固く ひび割れ盛り上がっているのですから。
原因は履きつぶし、なお
長年履き続ける靴のせいでもあります。雨水が入りこみほど傷んだ靴に愛着があるのか、シューマンはその靴を手放せません。

精神を病む人は、その薬を飲むことで精一杯。なかなか体にまで神経が及ばず大変なんです。