月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

ミスドの思い出

2011-04-03 20:40:22 | 日記
明日の仕込みでスーパーに行ったらミスタードーナツの催事が出ていた。

ミスドは大好物!我が町にもミスドが出来ることをずっと期待していたが、なかなか実現しそうにない。

すらりと並んだドーナツの姿に感動して、残金もないのに興奮して買いまくってしまった。

私のお気に入りは、触感豊かなチョコファッション。
たいていはこれを選び、コーヒーとともに食べる。

次はポンデリング。もちもち感が最高。
あっさりしていていくつでもいけそう。

エンゼルクリームもたまらない。生クリーム入りなのに、不思議としつこさを感じません。

買い物、仕込み後は事務所へ移りそのまま仕事。
昼ごはん代わりにチョコファッションを食べました。

あ~おいしい。たまらない!

ミスドとの初めての出会い。それは中学一年になったばかりの春。37年前でした。

私と幼なじみのシャーロットはGW前の日曜日、仲良くなったばかりのクラスメイト、ファラセットと三人で隣市へとお出かけしました。

ぶらぶらウインドショッピングした後、ファラセットがぴたりと足を止めた。

その店の名がミスタードーナツ。

ファラセットは私やシャーロットに持ち金が少ないと知ると、ちょっと待っててと言い残し店内へ消えた。

店の中には軽快なテーマソングが流れ、甘い油の匂いが食欲をそそっていた。

ファラセットの家は有名な美容院で、父親は建設業を営み裕福だった。

しかし私とシャーロットは互いに貧しい家庭に育ち、その日もぎりぎりの小遣いしかなく、無駄遣いはできなかった。

窓ガラスから見えるファラセットの姿。
カウンターでショーウインドの中のドーナツをいくつも選び、そのひとつをトレイに載せ空いた席で大口開けて食べていた。
そして食べ終わり何事もない表情で店を出てきた。

お待たせ!

私とシャーロットは口をあんぐり開けたまま、ファラセットの左手に掲げたドーナツの箱を見つめてしまった。

カルチャーショック。

田舎育ちの二人にとって、町のお嬢さまであるファラセットは、紛れもなくファッションリーダーだったのです。