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月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

カフェにお花を

2014-10-16 21:19:21 | 日記


カフェのある火曜には、厨房パートのマリアンヌが、自宅お庭に咲く花を摘んできてくれます。

そんな手作り感のある思いやりが、つみきカフェにはぴったり。

今週は、メンバー、ベスもヨーグルト容器にお花を飾ってきてくれました。

どちらのお花もかわいいですねえ。

植物のチカラ、いいなあ。

幸せは自分の真下に

2014-10-13 10:01:20 | 日記


ルポライター横川和夫さんの著書【降りていく生き方】完読しました。

北海道浦河にある精神障害者の支援施設べてるの家を数年間取材し、当事者の声、支援者の思いに寄り添ったこの本。

べてるの家の非援助論は、あまりに奇想天外で斬新で型破りでいて、なのに心にストンと落ちる。

支援が時に当事者の権利を奪う今の制度。

横川さんのルポは過去にも何作か読んできたが、どれも社会のひずみに焦点をあて、横川ワールド全開で心地よい読み応え。信頼においてまず間違いない。

べてるの当事者は、仲間との摩擦の中から自分を助ける術を学び、絶望からの回復の道筋を辿る。

べてるの家を支え続けた【治さない精神科医】川村ドクターとSWの向谷地さんの試行錯誤の支援実践は、どこか危なげながらも確信と希望に満ちている。

帯にある言葉
【しあわせは私の真下にある】

いいね。

長年べてるの家に注目してきた私にとって、忘れられない一冊となりました。










映画【ファーナス決別の朝】

2014-10-11 19:03:01 | 日記
重かった~。あまり期待せず観たのだけど。全編、暗く重くやるせなくて救いのない作品だった。

さびれたペンシルバニアの溶鉱炉で働く主人公と、イラク戦争に徴兵され身も心も荒んでゆく弟。

主人公である兄が起こした飲酒による人身事故で相手は死亡。数年服役して恋人のもとを訪ねるとすでに彼女は他の男のもとへ。

弟は賭博がもとの殺人事件に巻き込まれ死亡し、その仇をとるために兄は執拗に相手を追い詰め、そこに自分の人生のすべてをかける。

貧しさに負け、常識に負け、すべてを失くしたからこそ捨て身になれる兄の決心。
わかるんだけど、でも。

エンドロール終わるまで耐えきれず、席を立ってしまいました。


はかない繋がり

2014-10-09 19:48:57 | 日記


☆木曜薬膳

焼き鯖のちらし寿司
豚しゃぶサラダ
さつま芋のてんぷら
ひじき豆
ぶどうとりんごもち
なすとピーマンの炒め煮
ザーサイとはりはり漬け

SNSのトラブルが問題視されている。

LINEでのグループ会話は、顔を合わせなくても相手の行動を監視でき、結束するのも容易いが、その絆は砂山のようにもろい。

ゲーム感覚でゆるい会話が飛び交い、異論を唱えた者は即省かれる。

仲間はずれが怖くて、一晩中返事を打ちまくる若者たち。

年を取れば、取捨選択して無用な付き合いに縛られなくても不安はない。

でも、とくに学生のうちはそこまで強くなれないよね。

一匹狼っていたけれど。

みんなの中の一人って、さみしいもんね。



変わらないことの安心

2014-10-08 20:19:46 | 日記
悲惨この上にない話を聞いた時、人は何とかその人の状況を変えてあげたくて、アドバイスをするだろう。

しかし、それを素直に受け止め実践できるかどうかはわからない。

どんなに不幸な人生がその人を苦しめていたとしても、その人はそこから変
わることを選ばない。

たぶん、変わることこそ一番の恐怖なのだろう。



バリアフリー映画祭

2014-10-04 18:48:57 | 日記


スタッフ三人で、蒲郡ラグーナまで、バリアフリー映画祭に行ってきました。

障害の枠を取り払い、様々な立場の人たちが映画を楽しむことができるよう配慮された映画会で、今年は青森、滋
賀、鹿児島でも開催されるようです。

独立行政法人福祉医療機構などの助成を受けて、バリアフリー映画研究会という団体が主催しているようです。

助成を受けているので、一作品五百円と安価な上、動員数はまばらでも運営的には大丈夫なのでしょうが、あまりに人が少なく残念な気持ちになったのは私だけでしょうか。

私たちが観た作品は、ドキュメンタリー映画【毎日がアルツハイマー2】

女性映画監督の母がアルツハイマー患者なのですが、娘として、映画監督として、今ある母の姿を真摯に見つめ、急増するアルツハイマー認知症介護の在り方を問いかけています。

音声ガイドと字幕がついているので、最初は違和感を感じましたが、自然と慣れるものだなと思いました。

上映前にラグーナで海鮮丼を食べ、先週も同業種の知人と入った古民家喫茶でアフタヌーンティータイム。



さわやかな一日でした。

ラグーナの靴屋に展示してあったクロックスのキャラクター。
めちゃかわいかったです。
クロスライト君って名前なんですと^_^




パワーポイント

2014-10-02 20:23:21 | 日記


★今日のお弁当

豚肉の紅生姜揚げ、茄子天、芋天
かにかまときゅうりのサラダ
切昆布と大豆煮
青菜飯、漬物

★薬膳弁当
チキン南蛮
なす天
かぼちゃとえびの煮物
大根サラダ
切昆布と大豆煮
梅とじゃこの混ぜごはん
ぶどう
フルーツヨーグルト和え
ザーサイ、漬物

友人ミモザが所長を勤めるパソコン教室で、パワーポイント講座を受けています。

パワーポイントって、ほんと多機能ですのね。

ソフトを購入して、自分でちまちま操作しても、たぶんろくに使いこなせな
い。

ミモザは天才だなあ。

いつもお世話かけてます。

この教室、フリードリンクサービスがあったり、先生たちも女神揃いで優しいです。

さあ、残り少ない講座、がんばるかあ!

今日の料理

2014-09-30 21:04:40 | 日記
料理番組はとても好き。
よく知ってるはずの料理でも、作る人の好みやセンスで手順や味付けも異なり、新しい発見となる。

平日は、夜八時からのハートネットTVに始まり、今日の健康、手話ニュース、今日の料理と続いているので、それぞれためになる。

ちょっと前になるが、今は亡き小林カツ代さんの特集が放送されていた。

しかも、息子ケンタロウさんとのコラボ映像まで。

カツ代さんといえば、昭和の後半から平成一桁時代を代表する必殺料理研究家。
忙しい主婦のために、時短でおいしい料理の技を次々生み出していた。

しかし、数年前くも膜下出血に倒れ介護施設に入所。事もあろうにケンタロウさんも二年前バイクの事故で瀕死の重症を負うという大惨事。

今年一月、カツ代さんは、最愛の息子の怪我を知らずに永眠した。

200冊近いレシピ本を残し。

ケンタロウさんも母の意思を継ぐ料理研究家だったが、本は10冊にとどまっている。

リハビリをがんばっているというから、また、ケンタロウさんがキッチンに立つ姿をみられたらいいな。

母カツ代さんもエールを送っているだ
ろう。

★今月のサンドイッチ

カンパーニュのパストラミビーフサンド。

めちゃうまいです。




しあわせカモン

2014-09-28 16:34:58 | 日記
鈴木砂羽主演の【しあわせカモン】という映画は、数年前に岩手県のみで上映され、お蔵出し映画祭でグランプリを受賞。2013年より全国上映されたあっぱれな作品である。

友人からの紹介で、私も映画館に足を運び出会ったのだが、本当に心を揺さぶられた。

先日、レンタルしてまた何回も観てしまった。

これは、岩手県出身のシンガーソングライターの松本哲也氏の実話で、最後に流れる歌がたまらなく切なく胸に染みる。

息子に対する愛情は満タンなのに、間違った方向に流してしまう愚かな母役を鈴木砂羽、薬物依存症の母に何度も裏切られながらも、母への思慕を抱きつつ、満たされない葛藤を非行というベタなやり方で表現せずにいられなかった息子哲也役を大人になってからは石垣佑磨が演じている。

生きることが下手でいつも空回り。
しかし、破天荒な母の姿は愛らしくどこか憎めない。

児童養護施設と教護院で育ち、家庭のぬくもりをほとんど知らない哲也。

なのに、離れていても母子の絆はとても強く揺るがない。少し会ってはバス停でまた別れるというシーンが何度も繰り返される。

母は水商売の疲れと長年の薬物依存の影響からか、47歳という若さで孤独死をする。

息子哲也のメジャーデビューを心底喜び生きる糧としていたのに。

でも、やるせない結末なのに、悲惨さは感じなかった。

真っしぐらに駆け抜けた、しあわせな人生だったんじゃないかな。