鈴木砂羽主演の【しあわせカモン】という映画は、数年前に岩手県のみで上映され、お蔵出し映画祭でグランプリを受賞。2013年より全国上映されたあっぱれな作品である。
友人からの紹介で、私も映画館に足を運び出会ったのだが、本当に心を揺さぶられた。
先日、レンタルしてまた何回も観てしまった。
これは、岩手県出身のシンガーソングライターの松本哲也氏の実話で、最後に流れる歌がたまらなく切なく胸に染みる。
息子に対する愛情は満タンなのに、間違った方向に流してしまう愚かな母役を鈴木砂羽、薬物依存症の母に何度も裏切られながらも、母への思慕を抱きつつ、満たされない葛藤を非行というベタなやり方で表現せずにいられなかった息子哲也役を大人になってからは石垣佑磨が演じている。
生きることが下手でいつも空回り。
しかし、破天荒な母の姿は愛らしくどこか憎めない。
児童養護施設と教護院で育ち、家庭のぬくもりをほとんど知らない哲也。
なのに、離れていても母子の絆はとても強く揺るがない。少し会ってはバス停でまた別れるというシーンが何度も繰り返される。
母は水商売の疲れと長年の薬物依存の影響からか、47歳という若さで孤独死をする。
息子哲也のメジャーデビューを心底喜び生きる糧としていたのに。
でも、やるせない結末なのに、悲惨さは感じなかった。
真っしぐらに駆け抜けた、しあわせな人生だったんじゃないかな。
友人からの紹介で、私も映画館に足を運び出会ったのだが、本当に心を揺さぶられた。
先日、レンタルしてまた何回も観てしまった。
これは、岩手県出身のシンガーソングライターの松本哲也氏の実話で、最後に流れる歌がたまらなく切なく胸に染みる。
息子に対する愛情は満タンなのに、間違った方向に流してしまう愚かな母役を鈴木砂羽、薬物依存症の母に何度も裏切られながらも、母への思慕を抱きつつ、満たされない葛藤を非行というベタなやり方で表現せずにいられなかった息子哲也役を大人になってからは石垣佑磨が演じている。
生きることが下手でいつも空回り。
しかし、破天荒な母の姿は愛らしくどこか憎めない。
児童養護施設と教護院で育ち、家庭のぬくもりをほとんど知らない哲也。
なのに、離れていても母子の絆はとても強く揺るがない。少し会ってはバス停でまた別れるというシーンが何度も繰り返される。
母は水商売の疲れと長年の薬物依存の影響からか、47歳という若さで孤独死をする。
息子哲也のメジャーデビューを心底喜び生きる糧としていたのに。
でも、やるせない結末なのに、悲惨さは感じなかった。
真っしぐらに駆け抜けた、しあわせな人生だったんじゃないかな。