クリエイティヴな人は常に変化していく。
私はPSY・SとはTVの『冗談画報』という番組で出会ったのですが、ちょうどシングル「Lemonの勇気」、アルバム『Mint Electric』がリリースされた頃だったでしょうか。その頃の打ち込みによる斬新なアレンジと、妙に熱いCHAKAの歌いっぷりが気に入り、ファンになりました。しかしその後の『NON-FICTION』『atlas』までは良かったのですが、『SIGNAL』からは詞の世界も音(Live PSY・Sのメンバーを起用するようになった)も変化してきて、ちょっと違うような感じがして離れてしまいました。
それなのに今から11年前(もう11年になるのですネ!)に「PSY・S終焉」の文字が帯に書かれた『Emotional Engine』だったか『TWO BRIDGES』を見かけて、ドキッとしたのを覚えています。
彼らは杉真理さんと南佳孝さんが中心となった『WINTER LOUNGE』というオムニバス・アルバムで、「Christmas In The Air」という楽曲と、オールスターが参加したメイン曲「Yellow Christmas」のアレンジを提供したり、OVA『TO-Y』や劇場映画『スイート・ホーム』のサントラを担当したり、『さんまのまんま』のEDに「Woman・S』が使われたり、アニメ『City Hunter』やドラマ『ママって、きれい?』の主題歌と、一時期は大活躍でした。
(『WINTER LOUNGE』にはPizzicato Fiveも参加していたり、『スイート・ホーム』にはNOKKOが出演していたり、私の好きなミュージシャンとの接点が何かと多かったです。)
詞ではサエキけんぞうさん、ギターでいまみちともたか(ex. BARBEE BOYS)さんなどとのコラボレーションがハマっていました。
解散後は、松浦雅也さんは「パラッパ・ラッパー」や「ビブリボン」といったゲームを作っていることで知られていますネ。
私にとってのベストは、やはり『Mint Electric』、特に「Lemonの勇気」です。『TO-Y』のサントラでも主題歌の扱いで、この詞の世界のしなやかな女性像、メロディーの力強さ、そしてイントロのみずみずしさは、私のlife-time favoriteの1曲です。
『Different View』
筋金入りのPSY・Sのファンからの評価が高いようですが、私はあまり好きではありません‥‥(^^ゞ
●「私は流行、あなたは世間」
打ち込みの無機質なアレンジと生ピアノの情感、そこに切なく美しいメロディーを伴ったCHAKAのヴォーカルが‥‥。心地よい空間です。
『PIC-NIC』
「進化の途中」といった趣を感じます。ギターを導入して楽曲の完成度が高くなったと思います。詞はとても懐かしく温かいのに、音が無機質というアンバランスが良い感じです。
●「Woman・S」
強力なBEATに、テクノ的なコード進行。PSY・Sの良さが前面に出ている傑作でしょう。
●「Everyday」
●「Brand-New Menu(Brand-New Folk-Rock Version)」
'12インチのオリジナルより、こちらの方がメロディーの良さが活きていると思います。特に「♪待ち焦がれている So bright and new」の部分のアレンジが好きです。
●「Old-fashioned Me」
曲名からの連想でしょうか、私は勝手に「Brand-New Menu」と対を成す曲だと考えています。このコード進行にこんなに自然なメロディーが乗ることに驚きます。
『PSY・S presents "COLLECTION"』
松浦氏がNHK『サウンド・ストリート』をやっていた時のマンスリー曲を集めたもの。多くのミュージシャンと好き放題のコラボを展開しています。けっこう好きな1枚です。
●「Wake Up (A Short Version)」
オリジナルよりこちらの方がスッキリしていて好きです。Bメロが好きです。随所にブルー・ノートを使っていて、曲調とは裏腹にかなりブラックなメロディーが乗っています。
●「ビー玉坂」
松浦氏と村松健氏のピアノ連弾のインスト。ノスタルジックなメロディーが素晴らしいです。今でも時々TVの報道やバラエティのBGMとして使われていますネ。
●「Woman・S (Bossa nova Version)」
こちらも味わい深いです。
●「サイレント・ソング」
いまみちともたか作曲ですが、見事にPSY・S風味になっています。BARBEEは「noisy」という曲名で発表しています。ここからベースに沖山優司さんが参加するようになりました。
●「私は流行、あなたは世間 (Instrumental Version)」
溝口肇さんのアレンジによる弦楽のインスト。メロディーの良さが引き立ちます。
『Mint Electric』
最高傑作! ジャケ写の淡さが涼しげな雰囲気で、収められている楽曲のイメージを的確に伝えています。
●「Simulation」
私が持っているPSY・Sのイメージ通りの楽曲です。
●「電気とミント」
ちょっとハシャギ過ぎ?
●「青空は天気雨」
アコースティックな表現に迫った曲で、ファンには人気がありますネ。私は気分がノらない時には聴きません(^^ゞ
●「Lemonの勇気」
この詞の世界に胸がキュンとします。AメロもBメロもサビも傑作です。いまみちともたかさんのギターも最高です。『TO-Y』で使われたギターを前面に出した「special version」もリリースしてくれませんかねぇ。
●「Long Distance」
音は無機質ですが、何と温かく涼しげな世界なのでしょう。後の『NON-FICTION』に繋がる世界観です。
●「Cubic Lovers」
イントロに再び「Lemonの勇気」が引用されていて、2曲の繋がりとして聴くとさらに味わい深くなります。ラテン・パーカッションだけになるブレイクは要らないかも‥‥。
『NON-FICTION』
大ヒットアルバムです。当時は発売日に予約の分で売り切れた店もありました。このアルバムからCDとLPが同時に発売されるようになりましたが、LPでは「Earth~木の上の方舟」と「Angel Night~天使のいる場所」の間でA・B面が切れていました(T_T)
●「Parachute Limit」
1曲目に相応しいノリです。
●「Silver Rain」
隠れた名曲でしょう。ベースラインとピアノが切ないです。
●「薔薇とノンフィクション」
SF的なタームを散りばめながら、強い意志が感じられる歌詞に元気付けられます。
●「Hourglass~時の雫」
このアルバムの締めくくりに、こんなにしっとりとした曲を持ってくるとは。繰り返して聴くのが躊躇われてしまうほどに見事な終曲です。
『atlas』
ファンの中でも不人気ですが、私は好きなアルバムです。
●「Wondering up and down~水のマージナル」
冷たい曲調が染みます。ベースがカッコいいです。
●「ファジィな痛み」
先の「Wondering up and down」と続けて聴くと一体感があり、より世界に入っていけます。
●「遠い空」
冒頭部分のモノラルからサビのステレオに広がるミックスに鳥肌が立ちました。
●「See-SawでSEE」
ポップだなぁ。よく練られたアレンジです。CHAKAの歌も力強いです。
●「引力の虹」
ピアノ、アコギ、シンセの音は、どれをとってもメロディーを活かすためのアレンジなのが驚異的です。間奏も切ない。私はこの曲を聴くと満月の雲海をイメージしてしまいます。
『TWO HEARTS』に収められている「景色」のニュー・ヴァージョンはけっこう好きですが、私にとってのPSY・Sはここまでです。
私はPSY・SとはTVの『冗談画報』という番組で出会ったのですが、ちょうどシングル「Lemonの勇気」、アルバム『Mint Electric』がリリースされた頃だったでしょうか。その頃の打ち込みによる斬新なアレンジと、妙に熱いCHAKAの歌いっぷりが気に入り、ファンになりました。しかしその後の『NON-FICTION』『atlas』までは良かったのですが、『SIGNAL』からは詞の世界も音(Live PSY・Sのメンバーを起用するようになった)も変化してきて、ちょっと違うような感じがして離れてしまいました。
それなのに今から11年前(もう11年になるのですネ!)に「PSY・S終焉」の文字が帯に書かれた『Emotional Engine』だったか『TWO BRIDGES』を見かけて、ドキッとしたのを覚えています。
彼らは杉真理さんと南佳孝さんが中心となった『WINTER LOUNGE』というオムニバス・アルバムで、「Christmas In The Air」という楽曲と、オールスターが参加したメイン曲「Yellow Christmas」のアレンジを提供したり、OVA『TO-Y』や劇場映画『スイート・ホーム』のサントラを担当したり、『さんまのまんま』のEDに「Woman・S』が使われたり、アニメ『City Hunter』やドラマ『ママって、きれい?』の主題歌と、一時期は大活躍でした。
(『WINTER LOUNGE』にはPizzicato Fiveも参加していたり、『スイート・ホーム』にはNOKKOが出演していたり、私の好きなミュージシャンとの接点が何かと多かったです。)
詞ではサエキけんぞうさん、ギターでいまみちともたか(ex. BARBEE BOYS)さんなどとのコラボレーションがハマっていました。
解散後は、松浦雅也さんは「パラッパ・ラッパー」や「ビブリボン」といったゲームを作っていることで知られていますネ。
私にとってのベストは、やはり『Mint Electric』、特に「Lemonの勇気」です。『TO-Y』のサントラでも主題歌の扱いで、この詞の世界のしなやかな女性像、メロディーの力強さ、そしてイントロのみずみずしさは、私のlife-time favoriteの1曲です。
『Different View』
筋金入りのPSY・Sのファンからの評価が高いようですが、私はあまり好きではありません‥‥(^^ゞ
●「私は流行、あなたは世間」
打ち込みの無機質なアレンジと生ピアノの情感、そこに切なく美しいメロディーを伴ったCHAKAのヴォーカルが‥‥。心地よい空間です。
『PIC-NIC』
「進化の途中」といった趣を感じます。ギターを導入して楽曲の完成度が高くなったと思います。詞はとても懐かしく温かいのに、音が無機質というアンバランスが良い感じです。
●「Woman・S」
強力なBEATに、テクノ的なコード進行。PSY・Sの良さが前面に出ている傑作でしょう。
●「Everyday」
●「Brand-New Menu(Brand-New Folk-Rock Version)」
'12インチのオリジナルより、こちらの方がメロディーの良さが活きていると思います。特に「♪待ち焦がれている So bright and new」の部分のアレンジが好きです。
●「Old-fashioned Me」
曲名からの連想でしょうか、私は勝手に「Brand-New Menu」と対を成す曲だと考えています。このコード進行にこんなに自然なメロディーが乗ることに驚きます。
『PSY・S presents "COLLECTION"』
松浦氏がNHK『サウンド・ストリート』をやっていた時のマンスリー曲を集めたもの。多くのミュージシャンと好き放題のコラボを展開しています。けっこう好きな1枚です。
●「Wake Up (A Short Version)」
オリジナルよりこちらの方がスッキリしていて好きです。Bメロが好きです。随所にブルー・ノートを使っていて、曲調とは裏腹にかなりブラックなメロディーが乗っています。
●「ビー玉坂」
松浦氏と村松健氏のピアノ連弾のインスト。ノスタルジックなメロディーが素晴らしいです。今でも時々TVの報道やバラエティのBGMとして使われていますネ。
●「Woman・S (Bossa nova Version)」
こちらも味わい深いです。
●「サイレント・ソング」
いまみちともたか作曲ですが、見事にPSY・S風味になっています。BARBEEは「noisy」という曲名で発表しています。ここからベースに沖山優司さんが参加するようになりました。
●「私は流行、あなたは世間 (Instrumental Version)」
溝口肇さんのアレンジによる弦楽のインスト。メロディーの良さが引き立ちます。
『Mint Electric』
最高傑作! ジャケ写の淡さが涼しげな雰囲気で、収められている楽曲のイメージを的確に伝えています。
●「Simulation」
私が持っているPSY・Sのイメージ通りの楽曲です。
●「電気とミント」
ちょっとハシャギ過ぎ?
●「青空は天気雨」
アコースティックな表現に迫った曲で、ファンには人気がありますネ。私は気分がノらない時には聴きません(^^ゞ
●「Lemonの勇気」
この詞の世界に胸がキュンとします。AメロもBメロもサビも傑作です。いまみちともたかさんのギターも最高です。『TO-Y』で使われたギターを前面に出した「special version」もリリースしてくれませんかねぇ。
●「Long Distance」
音は無機質ですが、何と温かく涼しげな世界なのでしょう。後の『NON-FICTION』に繋がる世界観です。
●「Cubic Lovers」
イントロに再び「Lemonの勇気」が引用されていて、2曲の繋がりとして聴くとさらに味わい深くなります。ラテン・パーカッションだけになるブレイクは要らないかも‥‥。
『NON-FICTION』
大ヒットアルバムです。当時は発売日に予約の分で売り切れた店もありました。このアルバムからCDとLPが同時に発売されるようになりましたが、LPでは「Earth~木の上の方舟」と「Angel Night~天使のいる場所」の間でA・B面が切れていました(T_T)
●「Parachute Limit」
1曲目に相応しいノリです。
●「Silver Rain」
隠れた名曲でしょう。ベースラインとピアノが切ないです。
●「薔薇とノンフィクション」
SF的なタームを散りばめながら、強い意志が感じられる歌詞に元気付けられます。
●「Hourglass~時の雫」
このアルバムの締めくくりに、こんなにしっとりとした曲を持ってくるとは。繰り返して聴くのが躊躇われてしまうほどに見事な終曲です。
『atlas』
ファンの中でも不人気ですが、私は好きなアルバムです。
●「Wondering up and down~水のマージナル」
冷たい曲調が染みます。ベースがカッコいいです。
●「ファジィな痛み」
先の「Wondering up and down」と続けて聴くと一体感があり、より世界に入っていけます。
●「遠い空」
冒頭部分のモノラルからサビのステレオに広がるミックスに鳥肌が立ちました。
●「See-SawでSEE」
ポップだなぁ。よく練られたアレンジです。CHAKAの歌も力強いです。
●「引力の虹」
ピアノ、アコギ、シンセの音は、どれをとってもメロディーを活かすためのアレンジなのが驚異的です。間奏も切ない。私はこの曲を聴くと満月の雲海をイメージしてしまいます。
『TWO HEARTS』に収められている「景色」のニュー・ヴァージョンはけっこう好きですが、私にとってのPSY・Sはここまでです。
最近'80年代がマイブームなので、「PSY・S」も射程距離に入ってきます。
私にとっては『Mint Electric』が捨て曲無しのアルバムです。『Mint~』から『atlas』までが絶頂期でしたかネ。
>ビデオ「LIVE PSY・S」も何度見たかわからないほど…。
私もビデオを買いました。かなりヨレヨレになって困っていましたら、昨年DVD化されたとのことですヨ。(私はまだ買っていませんが。)
『TO-Y』もDVD化されないかなぁ。漫画も好きで全巻揃えましたが、アニメも別な作品として楽しめました。GASPの小ホールでの演奏に使われていた「Lemonの勇気 special version」のギターがカッコいいんです!