失われた時を求めて

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虚ろな目の色 溶かしたミルク

2008-01-14 22:26:12 | Weblog
 昔の家って、どんな窓でした? 障子みたいな格子があって、薄い曇りガラスでしたか?

 今の家といえば、たいていは厚いガラスのアルミサッシですよネ。これはいつくらいの頃からなのでしょう。もう、昔のガラス窓での生活がどんな感じだったのか、思い出すのも難しくなってきました。

 ♪おへやは北向き くもりのガラス
  うつろな目の色 とかしたミルク
  わずかなすきから 秋の風

 冬の季節は、まさにこんな感じでしたネ。(この歌詞は「ちいさい秋みつけた」ですが‥‥。)
 北風に窓枠が揺らされると、ガラスがガタガタと震えていました。部屋の中では石油ストーブの上でヤカンから湯気が‥‥、という情景が思い浮かびます。昔は今より暖房効率が悪く、家の中でも寒かった気がします。

 そうそう、こんな薄いガラス窓では心もとないので、「雨戸」というものがありましたネ。でもやっぱり風は入ってくるので、春先の風が強い日なんかには風の唸る音とともに窓や雨戸がガタガタ鳴って、怖くてなかなか眠れなかったこともありました。

 ガラス窓にハタキをかける音が懐かしいなぁ‥‥。

 窓ガラスを掃除するには、昔は何を使っていたのでしょう。私が子どもの頃には既に「グラスターゾル」やジョンソン「クルー」がありました。

 ガラスを割ってしまうと一大事で、昔々はテープを貼って応急処置をしていたこともあったようですが、私が子どもの頃はすぐにガラス屋さんを呼びました。
 ガラス屋さんは割れたガラスと同種のガラスを持って来て、窓枠の寸法を測ると格子の木枠を外し、ガラスを適度な大きさに切って窓枠に入れ、木枠を付けて元通り! 職人的な仕事の手際のよさに、ついつい見とれていました。
 あのガラスを切るカッターのようなものって、先端にダイアモンドが付いているんですよネ。その切れ味が鋭く、ガラスが綺麗に切断されるのでした(^o^)/ そういえば、ガラス屋さんって、引っ越してから一度もお世話になっていません。アルミサッシに替わって、ガラス屋さんは商売が成り立つのでしょうか?


 そういえば、実家の玄関はガラス戸だなぁ~。今どき珍しいゾ!
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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
窓ガラスの掃除 (モデラート)
2008-01-14 23:05:07
子供の頃我が家では、「マイペット」を使っていました。
窓ガラスだけではなく、掃除全般に使っていたような・・。
今では窓ガラスは濡らした新聞紙で磨いています(笑)。
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ああ「マイペット」! (get_better4uまたは自由人大佐)
2008-01-16 00:34:02
 後年になると「ルック」とか、「マジックリン」とか、いろんな家庭用洗剤が出回るようになりましたネ。

 「ルック」で思い出したのが、西田敏行さんの「今やろうと思ってたのに、言うんだものなぁ~!」というCMです。
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寒冷地仕様 (北国の人)
2008-01-16 22:36:15
 お寒うございます。
アルミサッシは私が子供のころ(昭和40年代終盤)にはすでにあったので、以外と歴史があるものかもしれません。
我が家も10年ぐらい前に窓を取り変えました。樹脂製の窓枠にガラスが2枚入ったものです。
www.tostem.co.jp/lineup/sash/dannetu/mistar2/basic/
今まで結露がひどかったのですが、窓を取り換えたことによってだいぶ解消されました。ただ、2階の私と両親の部屋だけはなぜか結露に悩まされ続けています。
北海道では雨戸はほとんど見かけませんが、外からの風や雪が直接家に入り込まないために「玄関フード(または風除室)」を取り付けている家が多いです。
www.tostem.co.jp/lineup/exterior/front/twinguard/




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複層ガラス (北国の人)
2008-01-16 22:59:20
 先ほどのコメントでリンクができなかったので、改めて窓について急いで調べました。
 複層ガラス(またはペアガラス)といい、2枚のガラスの間に空間をおいて密閉することにより、断熱効果を得るしくみ。
 ガラスとガラスの間には乾燥した空気が入っているが、寒冷地向けにアルゴンガスが入っているタイプもある。とのことです。(我が家もこのアルゴンガスが入っているタイプです)
 玄関フードは、全面ガラス張りで周囲に柱がつき、それにスライド式または普通のドアが付いているものです。本州方面だと、ベランダにガラス張りのテラスやサンルームが設置している家があると思いますが、それらに風貌が似ていると思います。
 
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さすが北海道! (get_better4uまたは自由人大佐)
2008-01-17 00:26:38
 リンクできないのは、「http://」が付いていないからでは?
http://www.tostem.co.jp/lineup/sash/dannetu/mistar2/basic/
http://www.tostem.co.jp/lineup/exterior/front/twinguard/

 「風除室」なんて、北海道ならではですネ。東京では寒さ対策がしっかりしていないので、たぶん屋内は北海道よりも寒いかも‥‥。
 まして、アルミサッシが(我が家に)無かった頃は、木枯らしのすきま風でしたから‥‥。これが窓枠をガタガタと揺らすんですヨ。

 今の我が家は防音の二重ガラスのサッシなので、少しは防寒効果もあるのかな?
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つい最近 ()
2008-01-21 22:23:58
つい最近、保育園児をもつ同僚が、
「子どもの歌って、大人になって聞くと、“一体?”って思うことが多いんですよ」
と、挙げていたのがこの歌でした。
「だって、“うつろな目の色”とか“目隠し鬼さん手の鳴る方へ”って…どんよりな気分に~」
確かに…小さい秋って、なんか悲し過ぎるかも。
ワタシも幼稚園の年長さんの時に、この歌習いましたけど。
ちなみに、学校現場では、今も結構ガラスは割れるらしいです。
金八先生のパート2あたりでは、よく割れてましたけど。
我が家も周りで近所の子が、サッカーしてたりするんで、ちょっとひやひやしております。
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調べてみました (get_better4uまたは自由人大佐)
2008-01-21 23:14:51
 調べてみると、「ちいさい秋みつけた」は、作詞のサトウ・ハチローさんが両親の離婚によって離れ離れになってしまった母親の思い出を綴った詩なのだそうです。だから詩も暗いし、その詩の内容を理解した曲も暗いんですネ。
 ちなみに、私もこの歌は幼稚園の年長で習いました。

 最近の学校は強化ガラスが入っていて、フツーはなかなか割れないんですが‥‥(なぜかよく知っている私(苦笑))。
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教えていただいてありがとうございます ()
2008-01-22 20:12:28
なるほど!!と、同僚と納得しました。
ポーラテレビ小説の「愛子」で、佐藤家の複雑さは描写されていたのをおぼろげに覚えています。
作家の佐藤愛子とは、異母妹ですもんね。
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お詳しい! (get_better4uまたは自由人大佐)
2008-01-23 22:41:16
 私はその『愛子』という番組も、佐藤愛子さんのことも知りませんでした。

 「ポーラテレビ小説」というのも懐かしいですネ。『文子とはつ』『やっちゃば育ち』『さかなちゃん』が記憶にあります。
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なぜか ()
2008-02-02 21:48:19
夏休みなんぞにみてたんでしょうか?
妙に、ポーラTV小説を覚えています。
「愛子」に主演してた杉田景子という女優さんは、少年ドラマシリーズの「二十四の瞳」(この原作が大好きだったんです)に主演してたから、余計に覚えていたのかも。

子どもの頃、何気なく聞いたり、合唱してた歌って、実は奥が深いものもありそうですね。
「しゃぼんだま」は、亡くなった子どもを歌ってるらしいし。
最近、驚いたのは「思い出のグリーングラス」。
元歌は、処刑直前の死刑囚が故郷を思いだし、もうすぐその土に還るという中身だったんですね
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