今日の東京地方はちょっと涼しかったので、アイスねたはお休みします(^o^)/
●「廃墟の白鳥」昭和47年10月15日放映 ジャイロゲス登場
放映第2話 脚本:佐々木守 監督:田村正蔵
平和な音楽でほのぼのした描写から一転、町を襲うジャイロゲスの脅威! 左腕を飛ばしてデパートの建物を切断する能力の描写がありますが、その後に現れたアイアンキングが、この左腕に苦戦する描写に緊迫感が生まれます。
開巻してすぐにアイアンキングが登場するとは、ずいぶんとサービス精神が旺盛です。
弦太郎が帽子を投げると樹が切断されるなんて、さりげなく弦太郎の帽子の威力が描かれていますネ。
市長が現れて、由紀子が目配せをする描写がわかりやすく怪しい~。こういう演出は子どもに親切です。順二郎を演じる役者さんに馴染みがないので、この市長がニセモノだということになかなか気付きませんでしたが、この由紀子の目配せのお陰で気付くことができました。
(特撮番組でお馴染みの方が演じられていれば、不知火一族のコスチュームでも、付け髭を付けた市長でも、同一人物だとすぐにわかるのに‥‥。キャスティングが宣弘社作品の弱点か‥‥。)
不知火一族は、前回は火花が出る銃を持っていましたが、今回はボウガンです。こちらの方が視覚的にはインパクトがあるし、火薬を仕込む手間も不要ですネ。
警察官に変装した不知火一族の罠にかかり、落とし穴の中で水攻めに遭う弦太郎一行。
「助けて! アタシ、泳げないのヨ!」という由紀子のみぞおちにパンチを入れ、彼女を気絶させる弦太郎。
五郎:何すんだヨ。
弦太郎:泳げないヤツはこうするのが一番なんだヨ。
五郎:冷てえ。実に冷てえ。
弦太郎:水の中だからネェ。
と、まずは軽い掛け合い。そして
弦太郎:おい。この水、飲めるか?
五郎:え?
弦太郎:飲めよ! すっかり飲み干してしまえヨ!
五郎:冗談じゃねーヨ。げっぷが出らあ。
弦太郎:まったく! 役に立たねー腹だなぁ、もう!
という、五郎が水を飲みたがってばかりいることを採り上げて揶揄する掛け合いまで、落とし穴の中のシーンにもお楽しみがいっぱい! この『アイアンキング』はホントに飽きさせずに、見所が満載です(^o^)/
階段での格闘シーンでは、不知火一族が階段から転げ落ちています。鍛えているといっても痛そう~!
残った不知火一族を追う時に帽子にこだわるのは、NGなのか、ギャグなのか? しかし、あとで市長に化けていた順二郎からリモコンを受け取った不知火一族の1人を倒すために投げるので、この帽子は重要です。ここで、冒頭でさりげなく帽子の威力を見せていたことが活きてきます。お見事!
奪ったリモコンでジャイロゲスを操り、順二郎もろともジャイロゲスを倒した弦太郎。爆発で切断能力のある左腕が吹っ飛び、橋を破壊して地面に突き刺さる描写にこだわりを感じます。しかし、なぜジャイロゲスは爆発したの?
ポツンポツン水滴がしたたる水道から、水を飲んでいる五郎。弦太郎に冷たくされて「知らない!」と言う由紀子。平和なエンディングだと思いきや‥‥。
「『10番目の仲間』は既に密かに行動を起こしている」という不知火太郎の言葉が‥‥。
●ジャイロゲス
長い2本の角と、牙が悪者っぽさを醸しています。「バキュミラー」と「ジャイロゲス」は銀色がふんだんに使われ、ロボットらしさが感じられます。
左腕をロケット式に飛ばし、ビルでも切断してしまいます。
肩についている三日月状のカッターを投げることもできます。
アイアンキングもそうですが、不知火ロボットは光学合成による光線技を持っていません。これは番組制作上の都合ですが、その分各ロボットの特殊能力に特徴があり、キャラが際立つ結果になりました。
●「廃墟の白鳥」昭和47年10月15日放映 ジャイロゲス登場
放映第2話 脚本:佐々木守 監督:田村正蔵
平和な音楽でほのぼのした描写から一転、町を襲うジャイロゲスの脅威! 左腕を飛ばしてデパートの建物を切断する能力の描写がありますが、その後に現れたアイアンキングが、この左腕に苦戦する描写に緊迫感が生まれます。
開巻してすぐにアイアンキングが登場するとは、ずいぶんとサービス精神が旺盛です。
弦太郎が帽子を投げると樹が切断されるなんて、さりげなく弦太郎の帽子の威力が描かれていますネ。
市長が現れて、由紀子が目配せをする描写がわかりやすく怪しい~。こういう演出は子どもに親切です。順二郎を演じる役者さんに馴染みがないので、この市長がニセモノだということになかなか気付きませんでしたが、この由紀子の目配せのお陰で気付くことができました。
(特撮番組でお馴染みの方が演じられていれば、不知火一族のコスチュームでも、付け髭を付けた市長でも、同一人物だとすぐにわかるのに‥‥。キャスティングが宣弘社作品の弱点か‥‥。)
不知火一族は、前回は火花が出る銃を持っていましたが、今回はボウガンです。こちらの方が視覚的にはインパクトがあるし、火薬を仕込む手間も不要ですネ。
警察官に変装した不知火一族の罠にかかり、落とし穴の中で水攻めに遭う弦太郎一行。
「助けて! アタシ、泳げないのヨ!」という由紀子のみぞおちにパンチを入れ、彼女を気絶させる弦太郎。
五郎:何すんだヨ。
弦太郎:泳げないヤツはこうするのが一番なんだヨ。
五郎:冷てえ。実に冷てえ。
弦太郎:水の中だからネェ。
と、まずは軽い掛け合い。そして
弦太郎:おい。この水、飲めるか?
五郎:え?
弦太郎:飲めよ! すっかり飲み干してしまえヨ!
五郎:冗談じゃねーヨ。げっぷが出らあ。
弦太郎:まったく! 役に立たねー腹だなぁ、もう!
という、五郎が水を飲みたがってばかりいることを採り上げて揶揄する掛け合いまで、落とし穴の中のシーンにもお楽しみがいっぱい! この『アイアンキング』はホントに飽きさせずに、見所が満載です(^o^)/
階段での格闘シーンでは、不知火一族が階段から転げ落ちています。鍛えているといっても痛そう~!
残った不知火一族を追う時に帽子にこだわるのは、NGなのか、ギャグなのか? しかし、あとで市長に化けていた順二郎からリモコンを受け取った不知火一族の1人を倒すために投げるので、この帽子は重要です。ここで、冒頭でさりげなく帽子の威力を見せていたことが活きてきます。お見事!
奪ったリモコンでジャイロゲスを操り、順二郎もろともジャイロゲスを倒した弦太郎。爆発で切断能力のある左腕が吹っ飛び、橋を破壊して地面に突き刺さる描写にこだわりを感じます。しかし、なぜジャイロゲスは爆発したの?
ポツンポツン水滴がしたたる水道から、水を飲んでいる五郎。弦太郎に冷たくされて「知らない!」と言う由紀子。平和なエンディングだと思いきや‥‥。
「『10番目の仲間』は既に密かに行動を起こしている」という不知火太郎の言葉が‥‥。
●ジャイロゲス
長い2本の角と、牙が悪者っぽさを醸しています。「バキュミラー」と「ジャイロゲス」は銀色がふんだんに使われ、ロボットらしさが感じられます。
左腕をロケット式に飛ばし、ビルでも切断してしまいます。
肩についている三日月状のカッターを投げることもできます。
アイアンキングもそうですが、不知火ロボットは光学合成による光線技を持っていません。これは番組制作上の都合ですが、その分各ロボットの特殊能力に特徴があり、キャラが際立つ結果になりました。
ファミ劇で連続放送が始まったので、当方でもレビューはじめてみました。自分のを書いた後で自由人大佐さんの文を拝見すると、ワタシのがいかにフザけているかがよく分かります(笑)。
この作品の見所のひとつは、やはり弦太郎と五郎の掛け合いですね。もっとも、あまりに面白過ぎて私の出番がないのですが。
この時期にあって、何か他のものとは違う、新しいものを作るんだという意気込みが、今見ても感じられます。
にしても、不知火ロボットの最期は確かに謎ですねぇ。みなさんいろいろ推測されてて、それがまた面白かったりするのですが。
こちらの更新もボチボチ進めてまいります。