ハゲルの動く城

人生、否定も肯定も全て呑み込む、よう努力する.
最近記事が長くなっています.老後に読み返す楽しみ、という備忘録です.

夢の表銀座縦走 1日目(中房温泉⇒燕岳⇒表銀座⇒大天荘岳) 写真約90枚

2015-09-25 23:12:31 | 登山

縦走 第1日(9/20(日)).黄緑ラインです.
因みにグレーは穂高駅から中房温泉までのバス.


朝4:48 穂高駐車場発.安曇野観光タクシーのマイクロバス.数台.
燕岳登山口の“中房温泉”まで約1時間10分.1,700円. 
ホントはこの“中房温泉”に泊まりたかったんですが、どーしても広島を午後発だと、バスが終わっていて入れません(T.T).
この温泉、チョー凄いです.


とーちゃぁく!
カーブカーブでちょっと酔いました(^^; 


おお、ここで1,462mか.


こんな感じです.


出発前、皆さんトイレを済ませようと、長蛇の列.
幸い私はこの列ができる前に済ませちゃった(^_^) 


6:20.さぁ、始まります!


きれいな緑.


この状況、男の登山者なら嬉しくって(^_^)、ねぇ、皆さん.


不謹慎な.m(_ _)m


中房温泉から3.1km歩いたか….
最初の目標地、燕山荘まで2.4km.
ところで、いま何時?(^^; 


稜線に出ると、西の山脈が見え始めた.


“合戦小屋”到着です.燕岳登山の休憩所です.標高約2,350mだそう.
2時間50分で888m登ってきたことになります.


この休憩所、スイカが名物です.1こ800円はご愛嬌.


みずみずしく、甘くって、疲れが緩和されます.


ヒトいっぱい(゜Д゜)


あと1:10で燕山荘
おいおい、間で“北アルプス3大急登”があるんかい! 


ザックのバストバンドにタオルをかけるのが私の流儀.
ちょっとカッコ悪いのではありますが、首に掛けるのに比べて、落ちない・汗をふける面積が広いということで効率的です. 


約30分休んだところで、さて、9時半.出発.


おぉ、紅葉.


まっ赤っか.


んん?あれ、“槍”?一瞬の出来事….


雲上漫歩.


赤、黄、緑.


“合戦沢ノ頭”.2,489m.
この後聞きましたが、今が今年の紅葉最盛期だそうです.


夏が短かったせいか、通年より2週間程度早いそう. 


見事な紅葉です.
おぉっ!やっぱじゃった!(^_^)


紅葉最盛期に北アルプスに登れるなんて、なんてラッキーなんでショー\(^o^)/
実はこの写真の中に、いま目指している“燕山荘”が写りこんでるんです.どこでしょー? 


アップです.見えますでしょ.
1枚上の写真で言うとどこだか分かりますか?


“燕岳”


ちょっとアップしただけ(^^;.


やっぱ、さっきの“槍”だったんだ!


近づいてきたぞー!


カップルさん、いーなぁ(^.^).

「えっ?もしかしてこれがさっきの3大急登?ぜんぜん大丈夫ジャン」 
恐らく、日ごろ登山を意識して歩いているから、心の準備が整っていたということなのでしょう. 


とーちゃーく!うしろに“槍”
あれ?何時到着だったっけ?腕時計写してない(T.T) 


燕山荘(標高2,712m)前のベンチに、おぉっ、美人さん!
休憩中のようで、声を掛けてみると、とても感じよく返していただき….しばらくお話させてもらいました.
彼女、なんと熊本県からソロで来られてる、と (◎o◎) .本格的なお方のよう!
ブログに華をとお願いしたら、掲載の許可は驚くほどすんなり.「でも目線を入れてくださいね」
クールな美人さんだったのに、皆さん、ザンネーン(うっしっし)
この後、彼女は燕岳ピストンされました. 

私はというと、ピークハントする気持ちの余裕はなく、体力温存でスルー.何か? 
左に見えてるのは、“野口五郎岳”、だと思う…. 


「おお、槍って3,180mなんだ」、と今更…


燕山荘の中.


さぁ、今日の宿泊地、“大天荘”へ向けて、表銀座縦走開始.
出発が11:35.
(約40分の休憩だったと思うので、10:55に燕山荘到着として、中房温泉から、4時間35分くらいだったのかな.標高差は1,250m) 


快晴の中まずは稜線漫歩.
振り返ってパチリ.山の頂上にさっきまでいた燕山荘が見えるでしょ. 


画面真ん中のちょっと尖がっている山が恐らく“烏帽子岳”で、左の雲がかかっているのが“野口五郎岳”、たぶん….
これらを、“表銀座”に対して、“裏銀座”といいます. 


“蛙岩”.げえろいわ、と読むらしい.間を通ります.


燕山荘から1時間.


この時点での感想は、
美しい!こんな良い天気に幸せ!それにしても彼方に見える槍ヶ岳、ホントに到着できるんだろーか?」


行く手の稜線の左が東側.
左と右で雲のありなしがキッカリ.
これ、恐らく“フェーン現象”をこの眼で見てるんだと思います. 


みんな歩いてます.
右に見えてるのが、今日の目的地“大天井岳(おてんしょうだけ)” 標高2,922m、たぶん….


谷に向かって一枚.
谷のはるか彼方が、“高瀬ダム”、たぶん…. 


“切通岩”
表銀座、初めての鎖・はしご. 

画面右の岩壁に、この表銀座コースを開拓した、“小林喜作”という大正時代の猟師のレリーフがはめ込まれています.分かります?


鎖が太い.


注意して降ります. 


これが“小林喜作”さん.


こんな感じの空中漫歩.


さて、この三叉路で“大天井岳(おてんしょうだけ)”へ向かって登ります.そこに今日の宿泊小屋、“大天荘(だいてんそう)”があるのです.


歩いてきた稜線を振り返ります.

この最後の“大天井岳”への登りがきつかったぁ.ここまで約7時間歩いてる.それも燕岳を4時間掛けて登った後でのこの登坂.
「もー、ええよぉ!ええ加減にせーよ!はぁ~、いやじゃ!もーいやじゃ!」


やっと、やっとのことで“大天荘”が見えてまいりました.


とーちゃくですっ!
恐らく午後3時ごろだったと思います.
もー、疲れちゃって、腕時計を写すのを忘れてます. 

今日の全行程は、休憩含めて約8.5時間の山行となりました.
“ぎつかったーぁ”  


おぉ、受付.おぉ、かわいいバイトのおねーさん.
山小屋のバイトのおねーさんって、なぁんかみんなかわいいんだよなぁ.疲れてるからかなぁ…(はっ(・×・)). かわいいの、実際…(^_^).


こんな感じの寝床.
4人ベッドに8人.シーズンの山小屋はこんな感じなんです.


廊下はめちゃくちゃ(^^;?


さぁ、着替えまして、ビールで祝杯.

晴れやかな表情とは裏腹に、このときの率直な感想は、
「きつ過ぎる!縦走なんて無理じゃったんじゃ!明日はエスケープしようかなぁ.ルートは?ええっ、水俣乗越(ここから約4.5時間)までないじゃないか!ゼツボーじゃぁ(T.T)」 
と、すごい弱気になっています. 


午後5時だったと思うんですけど、夕食.


さばの味噌煮.

うぅん、味がちょっと….味噌煮は美味しいのですが、味噌汁が….
大天荘さん、頑張って☆ーの.

“大天荘”から“大天荘岳”山頂まで往復15分だったそうですが、疲れ過ぎてて「もー、どうでもいい」.燕岳に続き、ここもスルーしましたが、何か?もー、景色は十分楽しみました.山頂がそこに見えてるんですから、もー立ったも同然です.景色も同じような景色でしょ!

上述のように布団スペースは狭くて、あと、お隣の方とコミュ取り損ねて、全く眠れませんでした.

がぁっ!、ここで秘密兵器の登場です.

なんでしょー?

そーです、シュラフです(余談ですがシュラフでも、シェラフでもOKだそうです).
こんな時のために、テン泊でなくても、私、シュラフ持って上がるんです. 

ベッドを抜け出し、どこで寝よーか、しばらくさまよい、結局食堂に寝ちゃりました.
みんな、反則だと思っておられるようで、誰ぁれもいません.快適です\(^o^)/.もしかしたら反則なのかも….
このとき既に午後11時.はぁ、早く寝たいよぉ…、Zzz?

とっ、午前2時半、スタッフにより朝食の用意が始まりました.
あえなく起きることになっちゃいました(T.T).

はぁ、山は、眠れない. 

2日目に続くのココロだぁっ!