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Mikuのブログ

「日印首脳会談」インドへ原発輸出 福島高校生らの論文でも「福島は安全」

2015-12-15 12:23:47 | 原子力発電・エネルギー問題

安倍晋三首相はこのほど、インドのモディ首相とニューデリーで会談し、原子力協定を締結することで合意した。インドへの原発輸出に向け、大きな扉が開かれることになる。

安倍首相はインドでの外交日程を終え、13日に帰国。日印首脳会談では、原子力協定の締結合意の他、インドの高速鉄道計画に新幹線技術を導入することで合意し、安全保障面でも連携を強化した。

共同記者発表で安倍首相は「日印新時代が始まる」、モディ首相は「日本のように、インドの経済改革に決定的な役割を果たすパートナーはいない」と、それぞれ会談の意義を語っている。

ただ、インドは核兵器不拡散条約の非加盟国。軍事転用を防ぐため、インドが核実験を行った場合、日本の協力を停止する旨を正式な合意文書に明記する方針だ。

一方、国内では、首相官邸や電力会社前などで、脱原発派によるデモが続いている。原発事故から4年以上経っても、国内における原発アレルギーはいまだに根強い。

福島の高校生らの論文が専門誌に掲載

そうした中、興味深い論文が発表された。県立福島高校の生徒らが、県内外やフランスやポーランドなど海外の計26校の生徒と教諭と協力し、それぞれ地域での放射線の外部被ばく線量を調査、比較分析し、その結果をまとめたものだ。

調査は、昨年6~12月に実施された。参加者は個人線量計を2週間携帯し、被ばく線量のデータを福島高校の生徒らに報告。生徒らは、屋内外での行動を考慮に入れ、被ばく線量を算出したという。

調査の結果、地域によって外部被ばく線量の差はほとんどなかった。この調査結果をまとめた論文は、研究の助言を行った東京大学の早野龍五教授により英訳され、英専門誌「ジャーナル・オブ・レディオロジカル・プロテクション」電子版に掲載された。

論文の執筆者の一人である斉藤美緑さんは、「今も福島では放射線の不安を抱えている人も多い。研究成果を通じ、考えが変わったり、頑張ろうと思う人が出てきたりすればうれしい」と語った。(11月29日付河北新報電子版)

ただ残念なのは、この記事が福島の地元のニュースとしてしか報道されていないことだ。

原発事故の放射能漏れによる死者はゼロ

原発事故の放射能漏れによる死者は一人も出ていない。福島の放射線は人体に害がないレベルであることは、高校生らの調査以前からすでに明らかになっている。

インドの他、日本は2013年にベトナム、アラブ首長国連邦と原子力協定を締結している。日本の原発の安全性を評価する国は多い。安倍政権は、根拠のない 情報の"汚染"を取り除いて国内の原発再稼働を進めるとともに、世界の安定的なエネルギー供給にも貢献してほしい。(冨野勝寛)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『アインシュタインの警告』 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=817

【関連記事】

2015年10月22日付本欄 中国がイギリスの原発に出資で合意 日本こそ安全な原発を輸出すべきhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10372

2014年8月30日付本欄 日印両国はパートナーになりうる モディ首相の訪日には最高のおもてなしをhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=8362

2015年9月30日付本欄 インドネシア高速鉄道 日本案ではなく中国案を採用へ タダより高いものはないhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10253

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「南京」登録に反撃する講演会が開催 識者が続々と「南京」を批判

2015-12-15 12:21:35 | 歴史・歴史問題・戦争

民間団体の「南京の真実国民運動」(上智大学名誉教授の渡部昇一氏)、「慰安婦の真実国民運動」(外交評論家の加瀬英明氏)が13日、「ユネスコ『南京』 登録に反撃する国際シンポジウム」と題する講演会を東京都内で開催。中国がユネスコ記憶遺産に登録した「南京大虐殺文書」に対して抗議の声を上げた。会場 に集まった約300人の聴衆が熱心に耳を傾けた。

開会に当たり、加瀬氏は、日本の国際感覚の欠如を批判。「南京事件を登録した国連は、闘争の場です。全世界のあらゆる国が、国連をボクシングのリングのよ うに、喧嘩をする場だとみなしている。だが、日本だけは、みんなが睦みあい、仲良くする場であると錯覚している。国連はとんでもない場所で、ユネスコも国 連の一部なのです」と指摘した。

「南京大虐殺は文革と似ている」

その後、前衆議院議員の山田宏氏や、民主党議員の松原仁氏、「美し国(うましくに)」代表の菅家一比古(かんけ・いちひこ)氏などが次々に登壇。それぞれ、「南京大虐殺はなかった」などと訴えた。以下は、主な登壇者の発言。

「朝日新聞が連載した『中国の旅』により、日本に南京大虐殺が定着した。実は、この中国の旅は、中国の文化大革命で起きた残虐な行為とすごく似ている。本多勝一記者は、取材した中国人より、当時、日常的に起きた虐殺などを聞かされたためだ。しかし、外務省は、後に大虐殺を"事実"として受け入れてしまい、 現在、『虐殺の人数は分からないが、虐殺はあった』という立場をとっている。これを正さないといけない」(近現代史研究家の阿羅健一氏)

「私は、26歳まで中国にいたが、大虐殺なんて聞いたことも学んだこともない。私が通った北京大学のクラスメイトで、南京出身の友達も知らなかった。彼の 家族は、先祖代々、南京の中心部で商売をしていたのに、親族も含めて誰も殺されていなかった。もし、南京市内で30万人も殺されたのなら、家族の一人ぐら いは殺されているはずだ」(評論家の石平氏)

「東京大虐殺」をやりたい中国人

このほか石氏は、「中国では、虐殺した日本を懲らしめるため、『東京大虐殺』をしたいと語る人までいる」と指摘。南京大虐殺を否定しなければ、中国に対して「対日核攻撃」を行う正当性を与えかねないと警鐘を鳴らした。

確かに、歴史戦は、日本の国防の危機につながる。講演会の第2部では、中国に侵略されたチベットや、南モンゴルについて批判の声が上がり、中国の残虐な行為を世界記憶遺産に登録しようという呼びかけも行われた。

国際社会は、南京大虐殺という中国の嘘に惑わされてはならない。むしろ、中国が現在進行形で続ける侵略や、国内の人権弾圧などに目を向け、世界に正義を取り戻す必要がある。(山本慧)

 

【関連記事】

2015年12月13日付本欄 ユネスコ地域委に専門家を派遣 日本政府は対応の遅れを認めるべきhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10609

2015年12月12日付本欄 中国がユネスコ記憶遺産の「南京」資料を公開 いつ資料のすべてを公開するのかhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10607

2015年12月8日付本欄 ユネスコ「南京」登録の決定打は「日本政府が認めているから」 歴史学者の藤岡氏、幸福党の釈党首が会見http://the-liberty.com/article.php?item_id=10592

2015年11月28日付本欄 ユネスコ「南京大虐殺」資料の登録に、識者が続々と反論http://the-liberty.com/article.php?item_id=10554

2015年12月号記事 ユネスコの誤審 「南京」記憶遺産 決定の舞台裏 - 現地ルポ× 8カ月追跡取材http://the-liberty.com/article.php?item_id=10348

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ノーベル賞受賞者・梶田氏にみる理想の「科学者像」

2015-12-15 11:06:45 | 幸福の科学・宗教・科学・医学・SP

画像:http://www.jprime.jp/entertainment/person_of_culture/19542

[HRPニュースファイル1525]http://hrp-newsfile.jp/2015/2533/

文/幸福実現党・政務調査会 佐々木勝浩

◆ノーベル賞の授賞式

ノーベル賞の授賞式が日本時間の11日、スウェーデンのストックホルムで開かれ、物理学賞の梶田隆章氏と生理学・医学賞の大村智氏にメダルと賞状が贈られました。

大村氏は「言葉にならないくらい感動した」、梶田氏は「無事に終わってよかった」と満面の笑みで語る姿が報道されています。あらためておめでとうございます!

大村氏の研究の特徴は、『社会に実用的な研究』でした。それに対して梶田氏の研究は、『宇宙の解明』です。

◆宇宙の解明につながる研究

梶田氏の今回のノーベル賞は、素粒子ニュートリノに質量があることを解明し、物理理論の新たな手掛かりや宇宙の誕生、星の進化に迫る糸口を与えました。


宇宙の質量の大半を占めるものは、正体のわからない暗黒物質や暗黒エネルギーですが、現在の理論で説明できる物質は約5%に過ぎません。宇宙の誕生時には物質と反物質が同量あったはずですが、反物質がどこに消えたのかは不明です。(日経10/7)

その解決の糸口になるのが、今回の梶田氏が受賞したニュートリノの研究にあると言われています。

梶田氏は、ノーベル賞の知らせを受けた直後、受賞の意義について「人類の知の地平線を拡大するような研究(基礎研究)。すぐに役立つものではないが、それが認められてうれしい」と述べています。

梶田氏の研究は、言わば「神がつくられた世界の探究」という壮大なものです。

◆「基礎研究」の重要さ

「基礎研究」とは、基本原理を解明する研究です。探究テーマは研究者の知識欲や好奇心によるもので、大村氏のように、すぐに商業的な利益を生み出すものではありません。

しかし長期的には、その基礎研究から革命的な科学技術につながるイノベーションが生まれる可能性があります。

梶田氏の研究は、もしかしたら、将来、人類が遠く宇宙を航行する原理の発見にもつながるかもしれません。

◆基礎研究には国家的なプロジェクトが必要

梶田氏のノーベル賞は、世界最高性能を誇る素粒子観測施設「スーパーカミオカンデ」の導入があったからです。

大がかりな科学的実験や観測を実現しようとすると、国家レベルの大事業となり、地方公共団体や企業と提携してプロジェクトを組まなくてはなりません。

政府としても、このような基礎研究を支えるには、大学や国家的な組織による研究チームと莫大な投資が必要になります。国家の理解がなければ、科学の発展はありえません。

民主党政権のように、スーパーコンピュータのような「発展のための投資」を「ムダ使い」として、事業仕分けしてしまえば、科学の発展の芽を摘むことになります。

◆研究者にも必要な「企業家精神」

観測施設「スーパーカミオカンデ」の建設に尽力したのは、東京大総長だった有馬朗人氏でした。

国や政治家に基礎研究の大切さを訴え、麻生太郎元首相に「この装置ができたらノーベル賞が2回ぐらい取れる」と説得し、数十億円の予算獲得につなげました。(産経10/9)

このように科学者は、プランを説明し、これが10年後、20年後、どれほど大きな国の富、世界の富となるかをプレゼンできる能力が必要です。

◆研究を率いる強いリーダーシップ

さて梶田氏のノーベル賞受賞は、2002年の小柴昌俊氏のノーベル賞受賞から始まり、やはりノーベル賞受賞候補だった戸塚洋一氏が梶田氏へ研究をつなぎ、子弟3代の苦労が生んだ受賞でした。

梶田氏の恩師であった戸塚氏は2000年、大腸がんの手術を受けましたが、その一年後、スーパーカミオカンデのセンサーが破損する事故が発生しました。

この試練の中、「鬼軍曹」を自称する戸塚氏は落胆するチームメンバーを励まし、事故の翌日には、「一年以内に実験を再開する」と宣言。陣頭指揮をとって10ケ月で一部観測の再開を実現しました。

その後も病気の身で現場に入り、政府関係者に次の実験の必要性を訴えたのです。梶田氏は、戸塚氏のリーダーシップがなければ再開は実現しなかったと語っています。

戸塚氏は、7年前に亡くなられましたが、ご存命であれば、間違いなく梶田氏とともにノーベル賞を受賞していたことでしょう。

このように戸塚氏のような研究を実現していくためには、強いリーダーシップを持った理系人材が必要なのです。

以上、日本から優秀なノーベル賞につながるような理科系人材を輩出するには、「企業家精神」を持ち、研究を強力に導く「リーダーシップ」が欠かせません。

最後に、大村氏と梶田氏には、たくさんの共通点がありますが、素晴らしいところは、中でも自分を育ててくれた恩師への感謝、そして研究チームメンバーへの感謝を忘れていないところです。

それがあるからこそ、大村氏や梶田氏を支える人材が集まるのでしょう。お二人は、次の科学者を輩出すべく、若い研究者の育成に情熱を持たれている点も共通しています。

政治家も科学への関心を持ち、未来の発展を導く科学者を輩出するために支援していかなければなりません。

参考
『「未来産業学」とは何か』大川隆法著/幸福の科学出版

 

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