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Mikuのブログ

水産業発展の鍵─「水産業復興特区」の可能性

2012-09-11 09:34:12 | 貿易輸出入/国際交渉/TPP

水産業発展の鍵─「水産業復興特区」の可能性 


宮城県の村井嘉浩知事は9月3日、東日本大震災による津波で壊滅状態になった同石巻市・牡鹿半島の桃浦(もものうら)港で、漁業への民間参集を促す「水産業復興特区」導入の考えを正式に明らかにしました。

この「水産業復興特区」とは、昨年の震災復興のために国が定めた特区制度を水産業について適用するもので、具体的には、漁業法が定める漁業権の優先順位をなくし、「地元漁業者7人以上が社員」などの条件を満たした企業も、現在、漁業権を握っている県漁業協同組合(県漁協)等と同等に漁業権が得られて自由に漁ができるようにする仕組みです。

例えば、宮城県では石巻や南三陸、松島などの地域では、牡蠣の養殖が盛んですが、それを行う漁業生産者には誰でもなれるわけではなく、原則、漁業権を付与された人だけが行うことができます。

そして、例えば、新たに若い人が漁業を行いたいと志した場合、すぐには漁業を行うことはできず、様々なステップを経る必要があります。

また現在、漁業権を持っている場合は、それを自由に売買したり、譲渡することはできません。

これは丁度、農地法によってその土地の取得や利用・転用が縛られている現在の農業に似ています。

今回、特区認定を目指している桃浦港の地域は、約60戸あった民家が津波でほぼ全滅。平均年齢60代と高齢化していた養殖業者らにとっては、漁業という地場産業の再開が、高齢化・過疎化が進む集落の存続そのものと直結しています。

そして、今回の特区認定を目指して、浜の漁業者を社員とした合同会社を設立、資金を出し合って漁具などを購入し、養殖を再開しています。

もし特区認定となれば、今後は会社に対して漁業権が与えられることになり、社員になれば漁業ができることとなるため、漁業を志す若者に道を与えることになります。

また、高齢者不足の解決にもなりますし、既存の漁業者個人にとっても、それまで不安定な個人事業主だった状態から、収入的に安定的な立場へと変わる可能性も高くなります。

こうした特区制度ですが、これまで独占的に漁業権を管理していた漁協からは、導入に対して昨年から激しい反対が続いていました。

その理由は「浜の秩序が乱れる」という根拠の薄い理屈に留まっており、漁業者個人個人は企業の参入に賛成意見も多いのに対し、執拗に反対する構図は、農業において、農協が農家個人の意見の代弁者とは必ずしもなっておらず、顧客である農家や消費者へのサービス向上の企業努力を怠っていることと酷似しています。

こうして実質的に漁業権を握る漁協が管理してしてきた日本の水産業は、現在ピーク時の半分以下まで落ち込んでおり、さらに60歳以上が約半数で先行きの見通しが立っておらず、国内の漁業者は普段でも年間一万人のペースで減り続けています。

日本の水産業も、農業と同様に未来へ向けては大きな曲がり角にきており、今回の震災復興のための「水産業復興特区」は、こうした日本全体の水産業再生のきっかけにもなるかもしれません。

民間企業が漁業にも参入しやすくなるよう政治として規制緩和を行い、企業努力、技術開発、イノベーションを促し、自助努力の再生や発展を行える環境整備を行うことこそ、東北復興のためにも、日本産業全体の発展のためにも必要ではないでしょうか。

TPPについても、水産物は現在でも輸入関税はわずか9%程度であり、内外の価格差はほとんどない状態です。日本水産業の発展のためにもTPPに参加し、国際競争力を上げていくべきです。

復興においても、単に現状復旧を目指したり、ばら撒きや補助金付けにするのではなく、「自助努力」「自由と自己責任」に基づく復興、そして日本全体の経済復活に繋がる復興を幸福実現党として考えて参ります。(文責・宮城県本部第4区支部長 村上よしあき)
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地球外に人類を送り出す「100年宇宙船計画」が始動

2012-09-11 09:19:57 | 宇宙産業・宇宙・UFO・未来産業

地球外に人類を送り出す「100年宇宙船計画」が始動
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4845

このところNASAの無人火星探査機キュリオシティから送られてくる火星の映像にエイリアンが確認されないか、世界中のUFOファンが注目をしている。しかし、どうやら今度は人類がエイリアンの仲間入りをする時代が来たようだ。

9月8日、イギリスのニュースサイト「デイリーメール」で、100年以内に他の星に人類を送り込もうという「100年宇宙船計画」がアメリカで始動したと報じている。 
このプロジェクトは米軍の基金をもとに設立され、ビル・クリントン元大統領がその名誉議長に就任した。はるか遠くの宇宙に人類を送り出すための巨大な宇宙船の開発を目指し、今週中にも会議を開いて本格的に膨大な作業を始めるという。

そもそも、このプロジェクトの前提には、20年以上前から構想されていたNASAによる「火星植民地プログラム」があるという。2012年5月23日のデイリーメールでは、地球には帰還しないで火星に定住して子孫を残すための宇宙飛行士を送り込むという計画があることを伝えている。

火星へは1年以上かかかるため、巨大な宇宙船が必要となり、そのために「100年宇宙船」の計画が当時からあったことをその記事は伝えている。構想当時、プロジェクトは極秘で、政府機関である国防高等研究計画局(DARPA)は情報を封印していた。しかし、密かに漏れ、様々な憶測が飛び交っていたが、どうやら本格的に始動し始めたということのようだ。

大川隆法・幸福の科学総裁は、宇宙人の魂を持つ人の記憶をリーディングすることにより、地球にはすでに多くの種類の宇宙人が介入してきており、現在も様々な接触を通して共に地球文明を築いていることを明かしている。

人類は月と火星にそのプレゼンスを示しているわけだが、大川隆法総裁による「宇宙人リーディング」によって、月にはすでに宇宙人の基地が存在し、火星には地底に火星人が存在することが判明している。「火星植民地化プロジェクト」は、新たな火星人の誕生でもあり、そうなれば火星のクロニクル(年代記)も書き換えられることになるだろう。宇宙への扉はすでに開かれており、人類と宇宙人の本格的な接触がまもなく始まるかもしれない。(純)


【関連記事】
2012年10月号記事 宇宙人が常識になる日 - 近未来映画「神秘の法」が扉を開く
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4766
2011年2月号記事 人類の火星秘密基地と謎の「第四の選択」
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=604

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