日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

政倫審の結果は「<森山>鳴動ネズミ一匹」

2024年03月22日 07時37分17秒 | 政治
 「自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、衆院の政治倫理審査会では18日午後、安倍派の下村博文元文部科学相が説明に立った。下村氏は安倍派の5人の有力者<5人衆>と距離があるとされ、党内から「何かを暴露するかも」と警戒されたキーマン。だが、政倫審では『知らなかった』『分からない』と、自らに責任がないかのような発言を繰り返した。派閥から所属議員側へのキックバック(還流)は、なぜ復活したのか。裏金作りについて、安倍派に影響力を持つ森喜朗元首相の関与はあったのか。何度も追及された下村氏は、何と答えたのか?」
その答えは「知らなかった!」である。自から望んで「政倫審」に出させろと言って出てきたにしては「泰山鳴動してネズミ一匹」というべきだが、実は視聴者国民の期待感は、自民党安倍派の政治資金不正事件の元凶は森喜朗元首相に発し、それが「政治資金規正法」の時効期間をはるかに超えて続いていたことから、彼を国会の呼ぶべきであると期待したからに他ならない。幸い?森氏から疎んじられたとされる下村氏は「江戸の仇を長崎で打つ」チャンス到来とばかりに、政倫審に「招かれざる」客として出たがっていると思えばこそ格好の証人と期待されたのであった。
かくて、1時間以上TVの前で釘付けされた筆者は「時間の浪費」とばかり怒り心頭に発しただけだった。だから、「『森山』鳴動してネズミ一匹」と言うのである。
森元首相と政治資金規正法違反は、古く2005年に「共同通信」の配信記事として全国各地の地方新聞に報道されていて、そこでは「森喜朗元首相ら派閥幹部が都内ホテルの一室で、ノルマを超えてパーティー券を販売した若手議員に対し、200万円のいわゆる『氷代』とともにキックバック分も手渡した」と報じられていた。これを当時の司直は見て見ぬふりをしたのである。ここから、今次の政治資金規正法違反の犯罪が森元自民党総裁を起源として、悪事が続いたことの「恨みを晴らす機会」と気色ばんだのだが、例によって例のごとく「悪いヤツほどよく眠る」ママに終わりそうな、これぞ何百何千と見せつけられてきた東京永田町の夕景色!