日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

この国の近未来が見えてきた今日この頃

2024年04月11日 08時01分14秒 | 政治
 「米下院のウォルバーグ議員(共和党)は3月30日までに、イスラエル軍が侵攻したパレスチナ自治区ガザに関し『ナガサキやヒロシマのようであるべきだ。早く終わらせられる』と述べ、原爆投下を促すような発言をした。同氏の地元ミシガン州の民主党議員らからは『おぞましい発言』と批判が集中した。同氏は3月25日、ガザへの人道支援のため米国が進める臨時の埠頭建設の必要性を問われ『人道支援には一銭も使うべきでない』と答えた後、広島と長崎の発言を続けた」(共同通信2023/03/31」)
広島・長崎をはじめ世界中の被爆者ばかりではない、何十回・何百回と行われた核爆発実験にょって傷つき・殺された動植物も含む生き物すべてへの、これは冒涜発言だ。第二次世界大戦を終わらせ、米国が勝利するために広島・長崎への原爆投下は必須の善であったという言説が正しいと今でも国民の大半が信じているアメリカ合衆国、その国会議員の典型的な発言がこれだ!
この秋行われるアメリカ大統領選挙では今のところ上の議員と同類の言説を確信している人物=ドナルド=トランプ氏が当選する確率が高いと予想されている。そして、こういう国と今、隣国中華人民共和国を「仮想敵」として「力」で向かい合うとして、非核・平和のシンボル広島市生まれを売りの岸田文雄氏の内閣が、巨額の国費を投入して南の島々に要塞を建設している。その政治的決断が評価されたか、岸田氏はまさに今、米国バイデン大統領から一家をあげて国賓待遇の処遇を受けている、という。
非核平和都市広島市長は、広島平和記念公園と米ハワイ州のパールハーバー国立記念公園との間で「姉妹公園協定」なるものを締結して日米の平和を誓い合っているという。その市長は「職員向けの研修で<教育勅語>の一部を引用して講話してきたことをめぐり、市民団体が情報公開請求で入手した過去の研修の録画を検証した結果、疑問点が出てきたとして市に質問状を提出するとともに、引用の中止を改めて求めました」(2024/02/16NHK)という歴史認識。こういう人物を公正で民主的な選挙で選ぶという、あれから80年の今日の現実。
軍靴の音が確実に聞こえる、この国の近未来が見えてきた今日この頃・・・・・。
 


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1 コメント

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Unknown (integrale)
2024-04-11 13:10:54
「過去に目をつむるものは、現在にも盲目となり、未来に同じ過ちをくり返すだろう。」という名言が頭に浮びます。

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