日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

すべての「責任」は、いつになっても覚醒しない「民」にある

2024年03月13日 07時31分25秒 | 政治
 「近畿の自民党若手議員らが参加した昨年11月の会合で、主管した自民党和歌山県連が下着と見まがうような露出の多い衣装をまとった複数の女性ダンサーを会場に招いていたことが8日、関係者への取材で分かった。産経新聞が入手した動画には、ダンサーに口移しでチップを渡す参加者の姿も。費用は党本部や県連が支出したが、公費が含まれている可能性がある。会合は昨年11月18日に和歌山市内の『ホテルアバローム紀の国』で開かれた『青年局近畿ブロック会議』で、党本部青年局の国会議員や近畿2府4県の若手地方議員、党関係者など約50人が参加した」(2024/03/08産経新聞)。
 記事には「自民党和歌山県連が主管した会合後に行われた懇親会で、男性にしなだれかかる女性ダンサー。懇親会には国会議員も参加していたとみられる」というキャプション付きの画像が、刺激が強すぎるという判断か?、「一部画像を処理しています」とボカシを入れたとする説明が添えられている。「男女格差、世界146カ国中125位で、過去最低の順位を記録」という国家において「むべなるかな!」と変に納得してしまいそうな新聞記事、唾棄すべき代物だ。
 「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ」。ご存知「平家物語」冒頭の名文。国家中枢の政治では、議員らが祖先の血縁をつなぎつつ議席を占拠し、そこに流れ込む金品の流路を築いて私腹を肥やし、権勢を欲しいままに、国民から巻き上げた租税をもって戦闘武具やら、「公共」事業とやらに国家予算を傾けて浪費する。
 冒頭記事は近畿地方における「青年政治家」という触れ込みだから「蛇は一寸にして人を吞む」の格言をもってすれば、ここに蝟集した自民党若手地方議員らもやがて「オロチ」となって人民を食い殺すやもしれぬ。今のうちに退治しておくにしくはない!
 そのためには民の覚醒が先だ! この政治の堕落のすべての責任は「民」にある。