「石破茂首相が『石破カラー』を見せるのは国会論戦の場だ。『違背(いはい)』など難解な言葉を多用し、今後の取り組みに触れれば『配意する』。『なかりせば』『おこのう(行う)』など古風な言い回しも好んで使う。専門家は『丁寧に言葉を選んでいるが、インパクトのある表現も心がけるべきだ』と指摘する」(2025/04/02朝日新聞)
石破さん、さすが読書家をもって自認するだけの人、聞けば駆け出し代議士時代、週末には選挙区鳥取に帰るにつけて長い時間列車に閉じ込められるので、いきおい鉄道オタクはもちろんのこと、読書量が増えて語彙が豊かになったとか、ならなかったとか?。
聖書にも「はじめに言葉があった」というくらい、語彙の無いところに新規の発想は生まれない。何は無くとも政治家は豊かな言葉が無くてはつとまらない。貧弱な語彙のため貧困な思想のままに最高権力者の座を勤めちゃった人も沢山いる。その例を上げれば、内閣総理大臣を勤めちゃったA元首相の発語例のほんの一端を上げれば:怪我(かいが)、完遂(かんつい)、焦眉(しゅうび)、順風満帆(じゅんぷうまんぽ)、思惑(しわく) 低迷(ていまい)、破綻(はじょう)踏襲(ふしゅう)未曽有(みぞゆう)、有無(ゆうむ) 詳細(ようさい)稀有(きゆう)・・・( )内はご当人様が発話したままを書いた。
これとは別の内閣総理大臣の一例、元経団連会長の葬儀で内閣を代表して弔辞を読む中で仏さまの「謦咳(ケイガイ)」を「ケイガン」と読む。第一、「仏さまの謦咳」など話題に出すのが呆れるが、その折の演説草稿がテレビカメラにクローズアップで捕らえられてしまい、その映像に「国会」、「他人事」、「脱却」、「早期」、「警察権」、「活気」、「巡視船」等々の漢字に全ルビが見えてしまった。その他にも、画一的(がいちてき)、莫逆の友(ばくしんのとも)、背後(せいご)(これは国連総会の議場での「一般討論演説」で)などと「朗読」してしまったが、同時通訳は演説原稿から英語に翻訳したはずで、笑ったのは日本人だけだったであろうから実害は無かったのであろう?
「総理大臣でございますから、森羅万象(・・・・・・・・)全て担当しておりますので、日々様々な報告書がございますから、その全てを精読する時間はとてもない。世界中で起こっている電報等もあることをご理解いただきたいと思います」(2019/02/06参院予算委 国民民主党足立信也氏が、「毎月勤労統計」の不正調査の報告書を読んだかどうかを質問した、その答弁)。
他にも捧腹絶倒物語は数え切れないほど有る日本史の中で、石破茂さんという、久々に語彙の豊かな総理大臣が現れたというのが筆者の第一印象であった。しかし、どうも市井の評判はあまり芳しくない。冒頭新聞記事の締めくくりは、米国ユタ大学の東照二教授の意見として、「(石破)首相は情報を詳しく説明するリポート型で、感情を込めたラポートトークが弱い」と分析。言葉遣いは謙虚だが、聞き手に官僚的な印象を与えると指摘する」(2025/04/02朝日新聞)と折角の豊かな語彙が空回りをしている、というのだろうか?政治は言論、言論は言葉、だが言葉に真実が込められないと政治にはならない。
石破さん、さすが読書家をもって自認するだけの人、聞けば駆け出し代議士時代、週末には選挙区鳥取に帰るにつけて長い時間列車に閉じ込められるので、いきおい鉄道オタクはもちろんのこと、読書量が増えて語彙が豊かになったとか、ならなかったとか?。
聖書にも「はじめに言葉があった」というくらい、語彙の無いところに新規の発想は生まれない。何は無くとも政治家は豊かな言葉が無くてはつとまらない。貧弱な語彙のため貧困な思想のままに最高権力者の座を勤めちゃった人も沢山いる。その例を上げれば、内閣総理大臣を勤めちゃったA元首相の発語例のほんの一端を上げれば:怪我(かいが)、完遂(かんつい)、焦眉(しゅうび)、順風満帆(じゅんぷうまんぽ)、思惑(しわく) 低迷(ていまい)、破綻(はじょう)踏襲(ふしゅう)未曽有(みぞゆう)、有無(ゆうむ) 詳細(ようさい)稀有(きゆう)・・・( )内はご当人様が発話したままを書いた。
これとは別の内閣総理大臣の一例、元経団連会長の葬儀で内閣を代表して弔辞を読む中で仏さまの「謦咳(ケイガイ)」を「ケイガン」と読む。第一、「仏さまの謦咳」など話題に出すのが呆れるが、その折の演説草稿がテレビカメラにクローズアップで捕らえられてしまい、その映像に「国会」、「他人事」、「脱却」、「早期」、「警察権」、「活気」、「巡視船」等々の漢字に全ルビが見えてしまった。その他にも、画一的(がいちてき)、莫逆の友(ばくしんのとも)、背後(せいご)(これは国連総会の議場での「一般討論演説」で)などと「朗読」してしまったが、同時通訳は演説原稿から英語に翻訳したはずで、笑ったのは日本人だけだったであろうから実害は無かったのであろう?
「総理大臣でございますから、森羅万象(・・・・・・・・)全て担当しておりますので、日々様々な報告書がございますから、その全てを精読する時間はとてもない。世界中で起こっている電報等もあることをご理解いただきたいと思います」(2019/02/06参院予算委 国民民主党足立信也氏が、「毎月勤労統計」の不正調査の報告書を読んだかどうかを質問した、その答弁)。
他にも捧腹絶倒物語は数え切れないほど有る日本史の中で、石破茂さんという、久々に語彙の豊かな総理大臣が現れたというのが筆者の第一印象であった。しかし、どうも市井の評判はあまり芳しくない。冒頭新聞記事の締めくくりは、米国ユタ大学の東照二教授の意見として、「(石破)首相は情報を詳しく説明するリポート型で、感情を込めたラポートトークが弱い」と分析。言葉遣いは謙虚だが、聞き手に官僚的な印象を与えると指摘する」(2025/04/02朝日新聞)と折角の豊かな語彙が空回りをしている、というのだろうか?政治は言論、言論は言葉、だが言葉に真実が込められないと政治にはならない。