花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

トルコキキョウ

2007-04-05 | 花のこと
トルコキキョウには、格別の思いがあります。

といっても、トルコキキョウについて考えだしたのはここ数年のこと。
多くのお客様がおっしゃるように、
私も昔は、トルコキキョウはすぐにしおれてしまう花だと思っていました。
事実、活け込み等に使ってクレームを受けたこともありました。

ところが、ここ数年、
世田谷市場の仲卸で花の仕入れをするようになってから、
その考えは大きく変化することになるのです。

トルコキキョウって、長持ちして、最後まで咲くんだ!と。
そして、その後、八重咲き品種がたくさん出てきて、色の幅も増え、
その豊富さに驚かされるくらいになりました。

世田谷花きのK氏を通じて、産地へおうかがいする機会もあり、
さらに、生産者さんともお話しする機会も増えて、
その情熱とまじめさと、トルコキキョウへの想いに、
新たな可能性をものすごく感じています。


先日の池袋西武のイベントでも、
本来ならバラだけを生けるという方向性だったのですが、
どうしても多くの方にトルコキキョウをご覧いただきたくて、
バラのような扱い方で、トルコキキョウを生けさせていただきました。



     

     4種類のトルコを並べて飾っています。



     

     ダブルアップピンクです。
     こうして花だけを見ると、バラのようにも見えますが、
     バラにはない花びらの薄さとはかなさがあります。


     

     ロジーナイエローと、バラのデザートをざっくりと束ねています。
     このクリーム色はバラにはない色です。


     

     春うららとスーパーマジックラベンダーを生けました。
     透明感があって、初夏より少し前の春を感じる透け感が美しいです。


ホントは、一番今好きなトルコキキョウ「コサージュ」シリーズを
お見せしたかったけど、きれいな写真がありませんでした。

これは、また後日の宿題ということで。