地震、台風、火事、交通事故、…  突然にやって来る災害にどう備えるのか

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デング熱騒ぎで都心の一部公園が立ち入り禁止 災害時の避難場所は…

2014-09-20 | 地震防災談話室
関東周辺ではこのところ地震が相次いでいる。16日午後0時28分ごろ、茨城県南部を震源とするM5.6の地震(深さ47キロ)があり、栃木、群馬、埼玉の3県で最高震度5弱を観測した。この地震により新幹線などが止まり、けが人が出た。

この地震で、都心の港区で仕事をしていた知人は、震度3にしては、東日本大震災の時より揺れがひどく驚いたという。
気象庁の担当者は、東日本大震災の時は、都心でも震度5強が観測されたが、震源が遠く規模の大きな地震で、ゆっくりと揺れる長周期地震動だったのでそれほどひどい揺れには感じなかったと思う。しかし、今回は直下型地震で短周期の小刻みにガタガタ揺れる地震だったので大きな揺れに感じたのでしょうと話している。

地震は震度が同じでも建物によって様々な揺れかたをする。木造の戸建て住宅、5、6階建てのマンション、超高層マンションと建物の高さなどで異なり、地盤の揺れの周期と建物の固有周期が一致すると共振を起こして大きく揺れることがあるので注意したい。

 ●広域避難場所の公園が立ち入り禁止になったら何処に避難を

東京を中心に見つかったデング熱の感染者は、その後、国内各地で確認されていて感染が広がっている。デング熱のウイルスを保有し媒介する蚊(ヒトスジシマカ)が見つかった東京・渋谷の代々木公園や新宿御苑などでは殺虫剤の散布や蚊の採集調査が行われており、そのため公園が閉鎖されたり一部で立ち入りが禁止されたりしている。これらの措置は蚊がいなくなる10月末まで続けられるという。

ここで気がかりなのは、これら公園の多くが地震などの災害発生時に人々が避難する広域避難場所になっていることだ。災害発生時に人々が避難してきたら立ち入り禁止の立札が出ていて中に入れないという事態も起きかねない。
都内の自治体では広域避難場所は各地に設置してあり臨機応変に対応できるとしているが、避難者は地域住民だけではなく、何処に避難したらよいのかわからない買物客や通勤・通学者などもいて混乱はまぬがれない。
何処の公園が閉鎖されているのかをテレビやラジオ、スマホやネットを通じて知らせてほしい。また、駅や商業施設などの集客スポットに、避難できる避難場所の日替わりの案内板の掲示をお願いしたい。

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