郊外の信号機のないある駅前交差点で、両手に買い物袋を提げ幼い子どもを抱っこ紐で抱いた女性が横断歩道を渡ろうとしたところ、左折してきたバスが横断歩道の手前で止まった。女性はバスに向かっておじぎをして渡り終わる手前でもう一度頭を下げていた。珍しい光景ではないかもしれないが、運転者と歩行者のなにげないちょっとした気遣いがあるだけで歩行者の交通事故は防げるのではないかと思った。
筆者も車を運転するが、横断歩道の手前をフルスピードで走ってきた自転車がいきなり飛び出してきてひやりとしたことがある。車が止まっても渡らない人、スマホをいじりながらわき目も振らずにゆっくり横断する若い人。不自由な足を懸命に動かして渡る杖をついたお年寄り。運転者の顔を見てわたる小学生。
運転者の顔を見ていて車が止まると安心して渡る歩行者には運転者もどうぞという気になる。
●こどもたちに“アイコンタクトの大切さ”を繰り返し教えて
小学校では、新学期が始まると新入児童のために婦警さんたちがきて交通安全教室が開かれる。グラウンドにかかれた横断歩道を手を挙げて渡るこどもたちは緊張の連続だ。
登下校時には、こどもたちは、横断歩道の手前で上級生と一緒に「右見て、左見て、もう一度右を見て」車が来ないか安全を確認して渡っている。しかし、しばらくすると青信号だけを見て飛び出す子、信号機のない交差点でも友達とふざけたり話しながら安全を確認しないで横断するこどもが増えてくる。
警察では、こどもたちに横断歩道をわたるときは走ってくる車の運転者の目を見て安全を確認してから横断するようにアイコンタクトを指導しているというが、こどもたちがアイコンタクトを身につけるまでには時間が掛かると思う。
上級生や大人たちが横断歩道の安全な渡り方の模範を示すことも必要だが、交通安全教室のあと、学校や家庭で先生や家族も一緒になってアイコンタクトの復習を、機会を捉えて繰り返してほしい。
横断歩道での安全な渡り方を身につけることは、交通事故の防止にとどまらず、地震などの災害が起きたときに「自分のいのちは自分で守る」という危機意識の醸成に役立つのではないかと思う。
筆者も車を運転するが、横断歩道の手前をフルスピードで走ってきた自転車がいきなり飛び出してきてひやりとしたことがある。車が止まっても渡らない人、スマホをいじりながらわき目も振らずにゆっくり横断する若い人。不自由な足を懸命に動かして渡る杖をついたお年寄り。運転者の顔を見てわたる小学生。
運転者の顔を見ていて車が止まると安心して渡る歩行者には運転者もどうぞという気になる。
●こどもたちに“アイコンタクトの大切さ”を繰り返し教えて
小学校では、新学期が始まると新入児童のために婦警さんたちがきて交通安全教室が開かれる。グラウンドにかかれた横断歩道を手を挙げて渡るこどもたちは緊張の連続だ。
登下校時には、こどもたちは、横断歩道の手前で上級生と一緒に「右見て、左見て、もう一度右を見て」車が来ないか安全を確認して渡っている。しかし、しばらくすると青信号だけを見て飛び出す子、信号機のない交差点でも友達とふざけたり話しながら安全を確認しないで横断するこどもが増えてくる。
警察では、こどもたちに横断歩道をわたるときは走ってくる車の運転者の目を見て安全を確認してから横断するようにアイコンタクトを指導しているというが、こどもたちがアイコンタクトを身につけるまでには時間が掛かると思う。
上級生や大人たちが横断歩道の安全な渡り方の模範を示すことも必要だが、交通安全教室のあと、学校や家庭で先生や家族も一緒になってアイコンタクトの復習を、機会を捉えて繰り返してほしい。
横断歩道での安全な渡り方を身につけることは、交通事故の防止にとどまらず、地震などの災害が起きたときに「自分のいのちは自分で守る」という危機意識の醸成に役立つのではないかと思う。