去年の夏に友人たちと横浜駅西口で待ち合わせたとき、早めについたので、海岸寄りのみなとみらい地区の避難場所まで行ってみようと、駅前の交番で道を尋ねたところ、東北の津波のあと、地震が起きると津波で浸水の恐れがあるとしてなくなったとの返事。
このことを友人たちに話したところ、いずれも横浜居住なのに聞いていないという。横浜駅が周囲を川や運河で囲まれ津波浸水予測区域にあり、駅のコンコースのある地下道が標高0メートルに近く、2004年の台風で川の増水により駅南側西口で浸水騒ぎがあったことを知らないものもいた。防災・減災のための災害安全情報の共有が話題になった。
●津波被害予測見直しで新たに避難訓練
東日本大震災を契機に津波被害予測の見直しを行っていた神奈川県は昨年11月に新たな津波浸水予測図(素案)を公表した。これをうけて横浜市は最大の津波(波高)を4.9メートルと想定しハザードマップ作りを急ぐとともに市営地下鉄などの津波避難訓練を行っており、あす(3月1日)も横浜駅周辺で津波の避難誘導訓練などが予定されているという。
横浜駅は、JRと京急の5つのホームと線路が地上に顔を出している半地下駅で、離れた相鉄の駅と市営地下鉄と東急の地下駅がコンコースの地下道で結ばれ、デパートなどの商業施設の地下街が広がっている。乗客や買い物客など多くの人が集まる集客スポットだけに浸水予測の変更や避難に必要な時間、避難ルートなどの周知が急がれる。
●地下施設から避難する別な非常口の確保を
筆者は、久しぶりに横浜駅地下街を訪れ、JR東日本の担当者から津波対策について話を聞いた。4メートル超の最大波高に襲われると浸水したホームからの地下街への流水は避けられないという。
地下街を歩いていて気づいたことは災害時に地下から地上に出る非常階段のほとんどが津波の水が流れ込む恐れがあり、水が流れ込んできたら昇ることもできなくなる。ケイタイを手にしたまま助けを求めることもできないまま水没するのかなと思った。あちこち歩き回って上に昇る階段を探したが見つからなかった。
6駅が水没するという横浜市営地下鉄の津波避難訓練で、乗客を最寄り駅まで避難させることは厳しく、別の避難路の確保が必要だとニュースに出ていたが、地下街から脱出するための水の浸入のない非常口の確保とその利用者への周知が必要だと思う。
このことを友人たちに話したところ、いずれも横浜居住なのに聞いていないという。横浜駅が周囲を川や運河で囲まれ津波浸水予測区域にあり、駅のコンコースのある地下道が標高0メートルに近く、2004年の台風で川の増水により駅南側西口で浸水騒ぎがあったことを知らないものもいた。防災・減災のための災害安全情報の共有が話題になった。
●津波被害予測見直しで新たに避難訓練
東日本大震災を契機に津波被害予測の見直しを行っていた神奈川県は昨年11月に新たな津波浸水予測図(素案)を公表した。これをうけて横浜市は最大の津波(波高)を4.9メートルと想定しハザードマップ作りを急ぐとともに市営地下鉄などの津波避難訓練を行っており、あす(3月1日)も横浜駅周辺で津波の避難誘導訓練などが予定されているという。
横浜駅は、JRと京急の5つのホームと線路が地上に顔を出している半地下駅で、離れた相鉄の駅と市営地下鉄と東急の地下駅がコンコースの地下道で結ばれ、デパートなどの商業施設の地下街が広がっている。乗客や買い物客など多くの人が集まる集客スポットだけに浸水予測の変更や避難に必要な時間、避難ルートなどの周知が急がれる。
●地下施設から避難する別な非常口の確保を
筆者は、久しぶりに横浜駅地下街を訪れ、JR東日本の担当者から津波対策について話を聞いた。4メートル超の最大波高に襲われると浸水したホームからの地下街への流水は避けられないという。
地下街を歩いていて気づいたことは災害時に地下から地上に出る非常階段のほとんどが津波の水が流れ込む恐れがあり、水が流れ込んできたら昇ることもできなくなる。ケイタイを手にしたまま助けを求めることもできないまま水没するのかなと思った。あちこち歩き回って上に昇る階段を探したが見つからなかった。
6駅が水没するという横浜市営地下鉄の津波避難訓練で、乗客を最寄り駅まで避難させることは厳しく、別の避難路の確保が必要だとニュースに出ていたが、地下街から脱出するための水の浸入のない非常口の確保とその利用者への周知が必要だと思う。