余り目立たぬ所で粘っているのが、次の対蹠的記事の主人公。
●改革委の「辞任勧告」に反対する意思を明確にした。
また、センターの解体など理研組織の抜本的見直しを求める提言については、「提言すべてを受け入れるつもりはない」と話し、独自の判断で対応していく姿勢を明らかにした。(読売 7/24 午前8時)
『理研・川合理事:STAP問題「年度中にけり」』(毎日 7/23 午後9時 須田桃子他1名)
こちらは、本人が辞任勧告されていることなど、全く触れていない。
つまり、桃子さんは、理研の御用記者と言うことでございます。ま、今更申すことでも有りませぬが。
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『理研中間報告に出席されてた川合眞紀氏のコンプライアンス』(septemberのブログ 3/16)
この辺りの人は皆叩けば埃が出るばかりでございますね。科学者でなくて科学者の皮を被った政治屋なのですね。それなら桃子さんの様な記者も出るわけでございます。恐らく今度の様なことでも無ければ、小保方嬢自身の様に有名になることも、分かる人によって正体を見抜かれることも無かった。
流石にここまでやると、桃子さんについても、急速に注目する人が出て来ました。
●「須田桃子と若山照彦。このコンビは、何を狙っているのか。」
で始まる山崎行太郎という哲学者を名乗る人のブログは、本質を見抜いているように見えまする。この後次のように続く。
●動機は何なのか。毎日新聞の須田桃子が、怪しい情報源からの取材をもとに、またまた怪しい憶測記事を書いて、「小保方バッシング報道」に再点火しようとしている。(中略)
●小保方晴子博士が「自殺」するまで、この「小保方晴子博士バッシング報道」はつづくのだろうか?(7/22)
(蛇足) 山崎氏は江藤淳の薫陶を受けた慶応哲学科OBだと言う。こういう文筆のプロが問題の所在に気付いて、しっかりした批判を続けてくれれば、愚は科学者なり大学教授の見方から、補足的あるいは補完的なコメントを述べるだけで済みまする。
蛇足の蛇足 このブログの名の由来にもなっている昔の現代文化研究会時代のエピソードも有るが、故江藤(慶応英米文学)にしてもこの人にしても、東大系に対する敵意が仄見える。小保方嬢の活躍の舞台は京大色が濃いが、科学政治屋が主役になると川合理事のような東大系が顔を出すから、山崎氏も筆を振るい易いことであろう。なお米倉実理事や須田桃子記者の思想精神系統については今の所不明。
「鉄面皮」の女性理事は、改革委員会の提言(勧告と思っていましたが、違ったようで)に従い、お辞めになったかと、「お人好し(おバカな?)」の小生は、思っておりました。
まさか、改革委員会の提言を実質「無視」するとは。厚顔無恥というか唯我独尊というか。
蛮勇を奮って、この方の研究業績と人脈を調べたくなるくらい、驚き呆れました。
まあ、マスミさんも砒素を入れていないと、今でもおっしゃっているようですし。ちゃげさんの愛人さん?もくすりは、相方のザーメンでいれられたと、使用を否定したようですし。
昨今の女性理事さん気質として、あの程度の居直りを取り立てて驚くのは、小生の「時代錯誤感」?の方を恥ずべきかも知れませんね。
ウガウガ県議が、お辞めになった(活動費を返しただけで、まだ辞めていなかったかな、どうだったか)ので、その相場を世間相場と思ったのが、甘かった?ですね。
「ウガウガ」よりタチが悪い、「シレー」ですな。
男にはざらにある程度の能力の持ち主でも、オナゴさんだとそれを超えて更に自信や自負心を持ってしまうことは良くありまする。
これは、世間で普通問題視されているオナゴさんが男社会で出世栄達して行くことへの障碍の陰に隠れて、案外指摘されない事実でございます。
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1947年頃生まれと見られるこのオナゴさんは、東大で博士を取った後、10年ほどパーマネントでないポジションを転転として、38歳の頃理研の主任研究員に入り、57歳の頃までそこに居て東大教授になった理研生え抜きの出世頭のようでございます。
東大教授になっても、制度改革を利用して、理研での地位を失わず、5年後副所長、6年後(2014)理事になった。
女帝に例えるべきか「吉兆」、「赤福」などの老舗のオカミサンに例えるべきかは知らねども、常識的な男達からは想像も出来ぬほどに意気盛んで有ることは頷けまする。野依氏では岸改革委員長に対抗できないから「私が頑張るわ」ということかもしれませぬ。
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理研にモノ申しても始まらぬゆえ、せめて東大の方ではお引き取り願うのが良さげですが、この有様を含めて東大も医学・生物化学分野は、原子力工学以上に乱脈な面が有るので、それも望めませぬ。
「賞味期限切れ」で腐臭を放ち始めた理研を解体するしか浄化の見込みが有りませぬ。
非常にまずいことは、理研が、一種の外郭団体であることです。
公務員が如何に堕落しても、国民の監視が有る社会的な立場やチェックが働く法制構造から、公団や外郭団体の腐敗程には至らないのと同様、国立大学が如何に堕落しても、社会的な歯止めが働くから、理研の所までは落ちないものでございます。
(蛇足) 大学教授が理研の研究者より良識的だとは、愚の口からは申しませぬが、国民や人類の将来を担うべき大勢の学生が居ることに依るチェック機能は存外大きいとされまする。
蛇足の蛇足 川合「教授」氏にしても若山「教授」氏にしても、生粋の大学人だったらまずこういう言動は致しますまい。
其のマタ蛇足 まともな大学人は「恥を知る」か、せめてその振りをする。
小生には、女性で組織運営に長けた人達も(にもかかわらず場を与えられていない人達も)あまた見てきておりますから、男でなければ公正な組織運営が出来ないなどという愚論的見方は皆無のつもりです(常識と思いますが、あえて)。
管理職(大臣、幹部官僚等々を含む)女性比率の定率化などという、これまた不公正な愚策(無能な男が唱えているものでしょうか。女が容認するならそれも無能な女と思います)をも、容認するものではありません。
チャンスを与えて、結果で、透明性を持ってセレクトすれば良いのです。比率は適切に動くでしょう。
その結果、比率が50%を超えようと、越えまいと動じる事はないでしょう。セレクトが正しければ。
これとは別に、おそらく優秀な適任者も居るだろう横滑り大学人(件の女性理事のような)に必要な資質について、明確化は必要でしょうね。
名誉職(名誉学位とは異なるのだからという例えでも良いでしょうか)ではないのだから。
またそれとは別に、肩書きが証明している能力について、これまた透明性をもつ、説得力のある見解が必要でしょう(今回の例では、兼任の横滑り大学人が研究機関運営に必要な見識を持って、かつその組織運営が適切に行えるのかどうか)。
今回の諸々の件では、不適格処遇と思われる事例が、目に付くように思います。
蛇足:研究者、大学人がその職種ゆえの裁量権を主張したい(する)なら、それに相応しい倫理観が必須でありましょう。
メモしておきたかったので、失礼をば。
当然の事であろう。
同時に、細胞の有無は別にして、女性研究者を初め、関係者の処分をきちんとすべきだとも述べている。
「細胞の有無を別に」は、それは無理でしょう。処分の重要な要素ですから。
しかし、再現実験を無期限にさせることは出来ないという主張なら、見識のあるものとは思いますが。
関係者の処分をいたずらに延ばすこと(うやむやにすること)は、日本のアカデミズムの存在意義において、許されることではないでしょう。
組織としてのリケンは、見苦しい事をせずに、少なくとも統治能力のある事を示すべきでしょう。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140725-OYT1T50115.html?from=ytop_main3
ピーチ嬢の署名(隠れたかな?)はありませんが、「女性研究者ら」との内容だが、見出しでは、女性研究所の名のみ。
よほど「ら」をはずしたかったのでしょうか。
内容では、そもそもの「重要問題」である、リケンの組織対応についての学術会議の厳しい態度を取り上げていません。
「女性研究者」への処罰を主に強調する記事ですな。
この件については、毎日の「見識」は、大いに疑わしいというのが、小生の「ちゃちな」分析です。
西山元記者の「裁判」について、民主主義3流国の判断が下されたのはつい最近の事でしたが、あの西山元記者が、スクープしたのは、毎日の記者としてでした。
つい、毎日の「見識」の堕落という事で想起してしまいました。
(喝采様が貼り付けられたのは読売のほう。)
全く日本そのものが賞味期限切れになって来たかと思う酷い出来事ばかりです。
最高裁も、父子関係でのDNAの意義否定、外交文書不開示は愚かなこと。
こうなると一応尤もな裁判員裁判の1.5倍の量刑の是正も、従来の「相場観」を通じた裁判所の権威を守るのが第1義的な目的である。つまり東条率いる旧陸軍と本質は同じと思わざるを得ませぬ。
みんな卑しくなったものでございます。
アスカ誤記に続いて、またミスをしたようです。失礼しました。
熱中症?(暑くて起き立ての寝ぼけ眼で書き、その後また睡眠といささか変調)と怒髪症?でかなりボケているようです。
筆を動かすのは、少し控えねば。
3流週刊誌並みは、「ヨミ」さんの方でした。それなら、小生には余り違和感はありません。
今回の毎日の記事をみると、ピーチ嬢以外の方は、毎日も、まだ、まともという事ですか。
はてさて、お隣の巨大独裁国家ともう一つのお隣の最近エセになりかけている巨大民主主義国家に、戦後日本の精神が毒されてきましたか。
朱に交われば赤くなる。
無論自分達の暴力取材に近づきそうな内容は無し。若山氏の嘘、隠蔽についても無しでした。
多分、若山氏が認めたことと、傷害取材が知られたため、小保方嬢追及についても多少手直ししたのでしょう。
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一つ面白かったのは女理事さん。如何にも悪相になって居られました。以前の写真でも善人に見えるわけではないけれども。
笹井氏の評価は、なかなか味が有りました。「通る論文」を書く能力が高いということのようでございました。
(蛇足) カラスの後輩が、「彼女は声を美しく聞こえさせるのが上手い。」と評したことが有ります。
「彼女の声は美しい。」とは決して言わなかった。