トヨタ自動車のIMV(Innovative International Multi-purposeVehicle)の
グローバルでの販売累計が3 月末に500 万台に達した。
IMV は2004 年に140 カ国以上の市場に導入することを前提に開発されたピックアップト
ラック3 車型、ミニバン、及びSUV で構成である。
これらの車輌は「需要のある地域で生産」の趣旨から、新興国で生産し、新興国に販売する。
現在、11 の国・地域で生産しているが、その中でタイ、インドネシア(アジア)、アルゼンチン(南米)、南アフリカ(アフリカ)の3 大陸・4 拠点をIMV のグローバル向け供給拠点と位置付け、アジアをはじめ、欧州、アフリカ、オセアニア、中南米、中近東に供給。
また、主要部品についてはディーゼルエンジンをタイで、ガソリンエンジンをインドネシアで、トランスミッションをフィリピン及びインドで生産
し、車両生産国に供給している。
トヨタは「トヨタグローバルビジョン」において、新興国を重点取組み分野の一つとして位置付けており、
今後、新興国における現地生産コアモデル強化により販売を伸ばし、
2015 年を目処に、トヨタの全世界の販売における新興国の比率を現在の4 割から5 割とすることを目指している。
IMV車輌
・ハイラックス(ピックアップトラック)
・フォーチュナー(SUV)
・イノーバー(ミニバン)
2011年生産実績 75万3000台(12ヶ国合計)このうちの87%は以下の4ヶ国
タイ:33万8000台、南ア:11万7000台、アルゼンチン:7万台、インドネシア:4万7000台
上記の4ヶ国からの輸出は37万4000台。
これらの国の輸出に大いに貢献している。
2011年の総販売台数は77万3000台。
アジア:36万6000台、中近東:13万台、南米:11万2000台、アフリカ10万台、欧州:2万9000台、中米:4000台