月下、飲んだり読んだり

~何はなくとも一杯の酒~

すごいぜ、ATOK。

2011年06月05日 11時03分39秒 | イタリア語
きのう、イタリア人のおじさまとイタリア語の先生が話している中に
lingua madre
という音が聞こえてきたので「それってもしかして母国語ってことですか」と尋ねると
「Si, 英語でもmother tangueって言うじゃない」と。ほほーう。

lingua(=言語)の語源は「舌」なんですねー、とか、
英語のlanguageもそこから来てるんでしょうかねー、とか
madrelinguaかlinguamadreかどっちだろうねー、
どっちでもいいんじゃない?とか、

ひとしきりおしゃべりをしていると
イタリア人のおじさんが「日本語ではなんて言うの」と言い出したので
先生が母国語(bo-koku-go)の音を教えていた。

「boはhahaだからmadre、kokuはkuniでnazione、」
などというのを聞いて、
日本語ってややこしいなーと再確認。
「母」の文字だけでもいろいろ読むし、
bokokugoという耳から聞こえる字面では全然意味が分からん!
おじさまもお手上げポーズをしてましたヽ(´∀`)ノ

日本語って本当に難しい言語だねー。
当然のように瞬時に頭で変換しているわけだもの。
それに時代による変化もすごい。
イタリア語は、文法は複雑かもしれないけれど
音と表記とのリンクが英語以上にシンプルだし、
そして、数百年前からほとんど変化していない。
『源氏物語』レベルの書物でも、同じように意味がくみ取れるわけで。
日本語はややこしいわー。それだけ面白さもあるけれど。

そう考えると、キーボードに「音」を打ち込んで
正しく日本語に変換する仕組みって、改めてモノスゴイことだと思う。

Magnifico(素晴らしいぜ), ATOK!



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