月下、飲んだり読んだり

~何はなくとも一杯の酒~

万年中2病か

2012年01月26日 21時53分22秒 | 名言
佐野洋子さんの追悼ものに船旅日記が載っている。病気を抱えて一人旅をしたとき、ノートにメモをした走り書きの活字化なんだけど、彼女のほかのエッセーと同様辛辣でざばっとしていて興味深い描写がたくさんある。その中で、

12時半まで『グレン・ミラー』をやっていたがばからしかった。
昔、何が面白かったのだろう。


という一文を見て、ああ人って変わっていくと思った。変わっていいんだよ。変わっていいというか、そりゃ変わるのが当たり前。流れに乗って沈んだり浮かんだりぶつかったりするし、流れに乗れずにとどまっているときもあっていい。そうなの? とどまってていいの?と、いろんなシーンで何度も再確認しておろおろしたり安心したりしている自分がいる。万年中2病か、私は。

絵本では『おぼえていろよ おおきな木』が大好きなんだけれど、あれも変化を描いた話。『シズコさん』もそう。佐野さんは人間が変化するときのうねりみたいなものを、じっと見詰めて描出した作家だと思う…、いま思い付きで書いてるんだけど。もっと著作を読まないと分からないのでAmazonぽちってきた。今年は読む本がいっぱいある。うれしいことだ。

(引用:「佐野洋子 追悼総特集 100万回だってよみがえる」河出書房新社)

手出し口出し

2012年01月24日 00時17分49秒 | 暮らし
年始の歯痛をクリアし、ぼちぼち仕事に取り掛かりつつも、
何となくモチベーションの上がらないまま1月も後半となってしまいました。

一因に子どもの中学受検があります。
ここらで流行りの県立中高一貫とやらを受けたのですが、結果は不合格。
そりゃ当たり前なのです、誰が見ても勉強していないのですもの。

問題集を買ったのが6年の夏。独学でやりたい、塾には通わない、
親の援助も指導も要らぬというので
まあ中学だしそれでいいんじゃないのと好きにさせましたが、
この夏は宿題さえ手に付かないダラケっぷり。
思春期の入り口とはいえ、ああまで自分を律することができないとは…。
せっかく受けるなら受かるように計画すりゃいいのに…。

宿題やったの
勉強したの

なーんて
のび太くんのお母さんかよ、という
月並みなセリフを繰り返し声掛けし、
うざがられるのは本当にばからしいものです。

しかし不合格という結果を見ると、私が悪かったのかなという気にもなります。
もっと勉強手伝うべきなの? でもなー。本人の問題だよなー。うーん。
世のお母さんはどの程度、手出し口出ししているんでしょう。
とはいえ、子育てって正解があるわけじゃないしなー。

きっと、夫に言わせれば
私が私の思い通りにしようとし過ぎているところが
駄目なんだろうけど。

勝手にしやがれというキモチ、
願わくばきちっとやってほしいというキモチ、
自分が情けないっていうキモチ、
いろんなキモチが交錯して疲れてしまっています。

子どもはとてもかわいいですし、
対して反抗期ってわけでもないし、楽しくお話しできるんですが、
ちょっと距離を取って自分だけの楽しみに没頭したい気分…。
温泉行きたいなあ…。

だーーっと書いてみたらいろいろ溜まってるんだなあ、ワタシ。
DVD借りてカフェで読書でもして銭湯にでも行って、発散するしかないですな…。

元日から救急

2012年01月10日 21時16分07秒 | 暮らし
明けましておめでとうございます。新年もよろしくお願いします。

2012年は元日から救急外来に駆け込みました。ことの顛末を面白可笑しく書こうと思ったのですが、痛い話は恨み節になってしまってなかなか難しいですね。患者はわたし、きっかけはインフルエンザの看病疲れ→持病・歯肉炎の悪化→帰省のため治療受けられず→知覚過敏、歯髄炎に急激に移行という流れでした。夫実家は田舎で休日の歯科がないし、車の移動は歯痛に響くし、部屋は寒くて痛くて眠れないしホンットにつらかったですー。歯痛がひどすぎて、紅白の結果発表も「ゆく年くる年」も見逃し、お雑煮も食べられ(=つくれ)ませんでした。こんな松の内は初めてです。本当にざんねん。

自宅に帰り、ふらふらで仕事を1本納品し、行き付けの歯科医に通って処置を続け、ようやく長年わずらっていた歯を抜いていただいて、すっきりさっぱり。抜髄と抜歯を検討してくださったけれど結果オーライ、楽になりました。あの痛みがなくなったのは本当にありがたい!現代の歯学、ばんざい! 歯科の先生ありがとう。ボルタレンありがとう!

2012年の「痛み」はもう、これで終わりにしたいものです。
神様、どうかかんべんしてください。健康に留意して真摯に暮らしますから。ええ。
ここを見てくださった皆々さまも私も、この一年、身体健全で過ごせますように!(´∀`)