月下、飲んだり読んだり

~何はなくとも一杯の酒~

「誰だって、問題を抱えてるさ」~スキャットマン・ジョン

2012年09月15日 22時17分11秒 | 名言
「I'm Scatman!!」がたくさん出てくるあの曲。
スキャットマン・ジョンの、ビーバッボッバラッポ!パッパパラポ!

手持ちのCDにあったから、先ほどなにげなくかけてて、
ノリいいじゃーんと踊り狂っていたんですけれども。

シャワー浴びて落ち着いてちょっとネットで調べたら、
まず思ってたタイトルが違うのね。
×「I'm Scatman!!」→○「Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)」

それに、こんな意味がある歌詞だったんですね。知らなかったわー。
○Youtube、日本語歌詞付き。

そして下記はWikiコピペ。ちょっと感動したさ…世の中は知らないことばかりだわ!
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『Scatman (Ski-Ba-Bop-Ba-Dop-Bop)』 (邦題:スキャットマン)とは、スキャットマン・ジョンの楽曲及びデビューシングルであり、ファーストアルバムであるScatman's Worldにも収録されている。
この楽曲の特徴であるスキャットは彼自身が持つ言語障害、吃音症を転換した物であり、その歌詞は「吃音症の子供たちが逆境に負けないように」という彼の思いが込められている。それと同時に政治批判の側面も持つといった今後の彼の楽曲に見られる特徴を備えている。この曲の全体のテーマは「誰でも吃る」という事であり、頻繁に出てくる吃音という単語も、言葉を始め、それが行動に現れる人や、性格がそのような人。つまりみんな問題を抱えているという事を歌いたかったと全国言友会連絡協議会とのインタビューで彼は語っている。

発表当初はさほど勢いの無かったこの曲だが、後に多くのラジオ番組に取り上げられ遂には世界各国でヒットチャートに入るようになり、多くの国で一位になるに至り、特にヨーロッパを始め、オーストラリア、日本での人気が高かった。彼の名を知らしめた曲であり、彼の楽曲の中でも最も有名な曲である。

彼の死後現在もこの曲は毎年のように世界各国のDJ達がリミックスしている事から、彼の曲の中で一番リミックスのバージョンが多い曲でもある。
尚、しばしば見られる『I'm Scatman』や『I am Scatman』というタイトル表記は誤りである。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/Scatman_(Ski_Ba_Bop_Ba_Dop_Bop)より引用。)

スヌーピーと佐野洋子さんと

2012年03月17日 23時36分47秒 | 名言

佐野洋子さんの『シズコさん』が分かりすぎて、つらすぎて、
読みあぐねていたころに彼女は死んでしまったんだけれど、
その後彼女のエッセーをたくさん読むようになって
あまりにも共感する部分が多いので驚いている。

自分を客観視する感じ、母親との関係、
子を育てる上で感じていること、読書のこと、
男について思っていること、友達とのこと、
ウザいものはウザいと思っているけれど、
表面を取り繕っちゃうあの感じ、

きっと多くの人が同じように共感し、慰められてるんだろうけど、
これは私の書きたいことを代弁してくれてるんでしょうってぐらい
身近なことばかりで、うんうんと肯いてばかりいる。
そして、ぱらぱらと読むと安心できるのですごく助かっている。
なんていうの、スヌーピーの4こま漫画を読んで
リラックスできるのと似ている。

共感できるから余計に、ああ死んでしまったのかと残念な気持ちになる。
冗談でなく一回お会いしたかったな。
シュルツさんもいなくなってしまったし。

シュルツさんは新聞連載の「Peanuts」を、
最後まで終わらせて、ありがとうって言って、亡くなったんだった。
人はやることが終わったら死ぬんだなと
強く感じさせてくれたのはシュルツさんだったなあ…。


以下引用――
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でも、私、本読むのが好きなの。目あきのうちはやめられないと思うの。それで、それが何の足しにもなってない事よくわかっているの。でも若い子がウォークマンききながら電車にのっているように、活字読みながら電車にのっているの。「フォーカス」でもいいの。(略)

私、人間あんま、本なんか読まない方がいいと思う。本を読んでインテリにならずにすむというのは非常に難しい。教養というものは、凡人にとってやっかいなもので、それは教養をつき抜ける知性を持った選ばれた日とにだけ役立つものである。(略)

(「活字を食べる」『ふつうがえらい』新潮文庫)



○最後の「Peanuts」はこちら。
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Last_peanuts_comic.png

万年中2病か

2012年01月26日 21時53分22秒 | 名言
佐野洋子さんの追悼ものに船旅日記が載っている。病気を抱えて一人旅をしたとき、ノートにメモをした走り書きの活字化なんだけど、彼女のほかのエッセーと同様辛辣でざばっとしていて興味深い描写がたくさんある。その中で、

12時半まで『グレン・ミラー』をやっていたがばからしかった。
昔、何が面白かったのだろう。


という一文を見て、ああ人って変わっていくと思った。変わっていいんだよ。変わっていいというか、そりゃ変わるのが当たり前。流れに乗って沈んだり浮かんだりぶつかったりするし、流れに乗れずにとどまっているときもあっていい。そうなの? とどまってていいの?と、いろんなシーンで何度も再確認しておろおろしたり安心したりしている自分がいる。万年中2病か、私は。

絵本では『おぼえていろよ おおきな木』が大好きなんだけれど、あれも変化を描いた話。『シズコさん』もそう。佐野さんは人間が変化するときのうねりみたいなものを、じっと見詰めて描出した作家だと思う…、いま思い付きで書いてるんだけど。もっと著作を読まないと分からないのでAmazonぽちってきた。今年は読む本がいっぱいある。うれしいことだ。

(引用:「佐野洋子 追悼総特集 100万回だってよみがえる」河出書房新社)

少しだけ愛すこと

2011年11月15日 00時20分20秒 | 名言
面白い名言を見つけたのでメモ。

To be happy with a man you must understand him a lot and love him a little.
To be happy with a woman you must love her a lot and not try to understand her at all.


彼と幸せに暮したいのなら、彼を深く理解し、少しだけ愛すこと。
彼女と幸せに暮したいなら、彼女を深く愛し、彼女のことをわかろうとしないこと。


「少しだけ」かー。
確かにたくさん関わるとうざがられます。ふふ。
おっ、同じ人がこんなことを。

結婚する娘は、多くの男の関心を一人の男の無関心と交換する。
When a girl marries she exchanges the attentions of many men
for the inattention of one.――Helen Rowland


あはは。こうやって面白がって書くほうが愉快だね。
Helen Rowlandさん、ずいぶん昔の女性らしい。
著作が欲しくなりました。

'You've got to find what you love,'

2011年10月06日 13時03分53秒 | 名言
Steve Jobs氏が亡くなりましたね。

やるべきことをやって亡くなったのなら素晴らしい人生だと思います。Obama大統領のコメント「The world has lost a visionary. And there may be no greater tribute to Steve’s success than the fact that much of the world learned of his passing on a device he invented. 」を紹介してくださったこのツイートの日本語訳に感謝しつつ、さらに翻訳家の池田香代子(@ikeda_kayoko)さんのこちらのツイートから辿ったJobs氏のスピーチに唸っていたところです。

'You've got to find what you love,' 'Stay hungry, stay foolish.' 遅まきながら拝聴しましたが、これは歴史に残る名演説ですね。卒業生に向けての演説ですが、彼の仕事についての思い、死についての考え、どうやって生きていきたいか、そして「自らの道を探し続けなさい」などということを平易な言葉でさらりと述べています。引用される一文を見たことはあっても全部を聞くのは初めてでした。ccで表示される日本語訳も素晴らしいと思います。必見、必聴です。

○動画→http://www.youtube.com/watch?v=87dqMx-_BBo
○スピーチの全文テキストはこちら。→Stanford University News Stanford Report, June 14, 2005

今、半ドンで帰宅した娘たちにも見せました。ちょっとでも心に引っ掛かってくれたらいいな。

自由とは

2011年09月20日 09時53分36秒 | 名言

数分前、Twitterの名言ナビ(@meigennavi2)が
人生とは自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである。
(バーナード・ショー)

ってのを流してくれたので、急に思い出したバーナード・ショウの言葉。
「Liberty means …なんだっけ?」←思い出してないやん

ちょっと検索したら
Liberty means responsibility. That is why most men dread it.
と出てきました。
ほうほう、そうだった。dreadは「~を恐れる」ですね。

典拠は取ってませんが、
30万件ヒットしてるからまあ原文と合ってるでしょうという油断。
インターネット便利すぎるね。

意味は「自由とは責任を意味する。ゆえに多くの人は自由を恐れる」
まあ、自由を履き違えている人も多いんでしょうけれど…(笑)

教えるとは

2010年12月09日 15時44分26秒 | 名言
テープ起こしの中に出てきた名言

「教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと」


これはルイ・アラゴンというフランスの詩人の言葉で
「ストラスブール大学の歌」という詩の中の一文。

詩の全体を見るとまた感じが変わるのだけれど
考えさせられる名文だね。

全文はここで見つけました。
著作の確認は取っていませんのであしからず。

「好きなこと以外はやっちゃいけない」

2010年11月16日 11時17分16秒 | 名言

宅ふぁいる便サイト:
早川さや香氏の「プロフェッショナルの唯言(ゆいごん)」シリーズ
第21回は葉加瀬太郎氏でした。

葉加瀬氏の無邪気さが伝わってくる小気味いいインタビュー!
幼少期の音楽とのかかわりにもなるほどと思わされました。
環境も大事だけれどそれだけではないのだなあと。
音楽ファンの皆さんは必見ですよー。


■葉加瀬太郎さんの"唯言"
http://c.filesend.to/plans/yuigon/body.php?od=20101109.html&pc=1

4ページ目の見出しは
芯さえあれば、やりたいことは変わっていって然るべき。
そして「自分の好きなこと」以外はやっちゃいけない!


いいねー。いいねー!(´∀`)

しかし
この連載が終わるとは。
残念です!

早川氏の次の連載を楽しみにしています!


“この国の「品格」は「美」から生まれる”

2010年11月09日 21時44分57秒 | 名言

敬愛する先生のブログを読んでいて、
数学者藤原正彦氏と洋画家中山忠彦氏の対談に行き着きました。

「天才というのは、人口に比例して生まれていないんです。もう生まれる所からしか、生まれてない。どういう所かと言うと、「美」のある所なんです。たとえば自然が非常に美しいとか、美しい芸術、建物があるだとか、美の存在が第一なんです。」

今さら「天才」になれるとは思いませんが
文学読んでおいてよかったぁ、日本人でよかったぁと思えます。
学校教育についてのくだりも面白いし、
「クリエイティブの中身は90%が伝統」という一文にもなるほどと思いました。
子どもに勉強、勉強言わなくてもいいかー、という気にもなれます(笑)。

短い対談なのでぜひ原文を読んで下さい。
期間限定のようです。


"この国の「品格」は「美」から生まれる"
http://www.nitten.or.jp/special2010/taidan/index.html



為せば成る

2010年05月27日 23時56分41秒 | 名言
「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」

と言ったのは誰だったろうか。
あえて検索せず。

誰の言葉か覚えていないわりにはとても好きで、
受験のころは手帳に書いていたし
今も子どもに「為せば成るっていうでしょ」とよく言ってしまう。
しかし、夫は私に「なるようになるよ」と言う。

何もしなくてもなるようになるよ、と言いたいわけではなく、
ジタバタしたって仕方ないでしょうと言いたいのだろう。

でもね。
やらないと終わらないことってあるんだよ。
洗濯とか掃除とか草むしりとかね。

ケセラセラはとても理想的。
大局を考える際はそれが一番だと思う。
でも、家事労働をしている身に言われてもね。適さないね(笑)。


川端康成

2010年05月05日 16時27分07秒 | 名言
川端康成氏が「センテンスの長短」という短文の中で曰く、

――――

 芸術は数学の方程式ではない。冷厳な分析によって到達し得ない所に、往々愛憎の感情によって辿り着くものである。「好き」ということ……それ自体の究明から、多く何か本質的な心の叫びは浮かび出るのである。
 まず読むこと。それぞれの長所を見ること。そこに知らず知らず進むべき途の第一歩は、見出されるのではあるまいか。
 しかもつねに警戒すべきは、長所に酔って、うかと短所を見逃すことであろう。

――――


当たり前のことを書いているのだろうが、
エライ人に言われると「そうかー!」と心に響く。

俗人だなあ、ワタシw。




botの著作引用について

2010年03月30日 19時16分05秒 | 名言
Twitterでつぶやいたことを転記。
皆さんはどう思いますか。

bot:著名人の名言や名文をつぶやきとして流す仕組みは面白い。
私もいくつか「名文bot」をフォローしている。
けれども、

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他人の著作をTwitterのbotで紹介し、
「本文の接続詞など一部省略しているところもあります」というのは
どういうつもりなのだろうか。敬愛している作家ならば、
語句の紹介は100歩譲ったとしても、省略はしないほうがいいのでは。(転記)
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私自身もホームページやブログで名文を引用するが
ほとんどの場合、出版された活字を見ながら一字一句同じように入力し、引用してきた。
誤字があるかもしれないので他ブログなどからのコピペはしない。
それでも出版社によって旧字体などが違う場合もあるだろうし
「著作権が」と言われるとアイタタなこともしてきたかもしれない。
だから意見をいう資格は無いかもしれないけれども、

「140文字の制限があるので接続詞などを省略します」というbotの姿勢は
言ってみれば、ねつ造でしょ? そうまでして流さないで欲しいなあ。






TwitterやWikipedia

2010年03月22日 22時33分58秒 | 名言
Twitterの名言botから
「人間には進歩か退歩かのいずれかがあって、その中間はない。
現状維持と思うのは、実は退歩している証拠だ。(教育者: 森信三)」
という名言が流れてきた。

ほうほう、
と思って発言者の「森信三」氏を調べるとWikiに辿り着き、
森信三氏の語録などとして以下のようにある。
へえ~、そういうこと言った人なんだ。
確かにそうだよねと納得はする。

仕事の下調べでもなければ、この時点で他の作業にうつるだろう。
他のニュースサイトに行ったりメールを見たりだ。
TwitterのログやWikiの信憑性はあまり考えないで「分かったつもり」になってしまう。

以前は少なくとも
気になる語彙は手帳にメモを取って図書館に行って
「森信三」氏の著作を読んでから「分かった気」になったものだった。

もちろん出版物の信憑性もあやふやなものには違いないが……、
危険な世の中になったもんだなあと思う。


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以下、森信三:Wikipediaより引用

人間の一生(読み人知らず)
 職業に上下もなければ貴賤もない。世のため人のために役立つことなら、何をしようと自由である。 しかし、どうせやるなら覚悟を決めて十年やる。すると二十からでも三十までには一仕事できるものである。それから十年本気でやる。 すると四十までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年頑張る。すると、五十までには群を抜く。しかし五十の声をきいた時には、大抵のものが息を抜くが、それがいけない。「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。だが、月並みの人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年頑張る。 すると、七十の祝いは盛んにやってもらえるだろう。しかし、それからまた、十年頑張る。するとこのコースが一生で一番面白い。
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鳥人間

2010年02月23日 09時59分39秒 | 名言

カーリング面白すぎる。
スイスは強すぎる。なんて正確なんだ!

私たちはお茶の間でぼーっと見ていられるけれども
オリンピック選手たちの努力は並大抵ではないんだろうなあ。

特に、スキーもスケートも苦手な私にとっては
冬季オリンピックはすごすぎる。
「鳥人間」がいっぱいいるかのようです。
選手みんながチャレンジの怪物に見えます。

以下はオリンピックの名言を集めた
日刊スポーツのページ。(beijing2008特集)

円谷幸吉さんの「私はレース中、後ろを振り返りません」は悲しすぎる。
人生はいろいろだな。

http://beijing2008.nikkansports.com/word/player/top-player.html