月下、飲んだり読んだり

~何はなくとも一杯の酒~

遺作とは

2011年06月20日 00時40分22秒 | 暮らし
きょう、ピアノの生演奏を聴く機会があった。

ショパンの幻想即興曲や
ノクターンNo20はいわゆる「遺作」だけど
これは死の直前に作られた未完成曲というわけではなく
ショパンが納得できずに発表しなかった作品なんだって。

へー!
あえて発表しなかった曲とは知らなかった。
発表しようとしてできなかった作品だとばかり思っていた。
えらい違いだよね。

まだまだ、知らないことが多すぎる。
そして今日、生演奏で聴いたノクターンは素晴らしく
なんか、生きててよかった~という感慨でいっぱいになりました。

Youtubeで私のお気に入りのおじさまも演奏されています。
映像は"The pianist(戦場のピアニスト)"にかぶせてあるけれどおじさまのピアノ。
ちょっと癖があるかもしれませんが私は好きだなー。

すごいぜ、ATOK。

2011年06月05日 11時03分39秒 | イタリア語
きのう、イタリア人のおじさまとイタリア語の先生が話している中に
lingua madre
という音が聞こえてきたので「それってもしかして母国語ってことですか」と尋ねると
「Si, 英語でもmother tangueって言うじゃない」と。ほほーう。

lingua(=言語)の語源は「舌」なんですねー、とか、
英語のlanguageもそこから来てるんでしょうかねー、とか
madrelinguaかlinguamadreかどっちだろうねー、
どっちでもいいんじゃない?とか、

ひとしきりおしゃべりをしていると
イタリア人のおじさんが「日本語ではなんて言うの」と言い出したので
先生が母国語(bo-koku-go)の音を教えていた。

「boはhahaだからmadre、kokuはkuniでnazione、」
などというのを聞いて、
日本語ってややこしいなーと再確認。
「母」の文字だけでもいろいろ読むし、
bokokugoという耳から聞こえる字面では全然意味が分からん!
おじさまもお手上げポーズをしてましたヽ(´∀`)ノ

日本語って本当に難しい言語だねー。
当然のように瞬時に頭で変換しているわけだもの。
それに時代による変化もすごい。
イタリア語は、文法は複雑かもしれないけれど
音と表記とのリンクが英語以上にシンプルだし、
そして、数百年前からほとんど変化していない。
『源氏物語』レベルの書物でも、同じように意味がくみ取れるわけで。
日本語はややこしいわー。それだけ面白さもあるけれど。

そう考えると、キーボードに「音」を打ち込んで
正しく日本語に変換する仕組みって、改めてモノスゴイことだと思う。

Magnifico(素晴らしいぜ), ATOK!