芸術教育研究所 東京おもちゃ美術館 多田千尋ブログ

芸術教育研究所所長・東京おもちゃ美術館館長・高齢者アクティビティ開発センター代表 多田千尋のブログです。

ロングインタビュー!

2009-07-05 21:35:51 | 日記
第6期アクティビティディレクター養成講座で、34名の資格修了者が誕生した直後、夕方からロングインタビューの取材を受けました。
今時の取材で、約60分のインタビュー中、ビデオカメラが回りっぱなし。これを前後編15分ずつに編集してネットで放映されます。
専門のこと、おもちゃ美術館のこと、そしてNPOのことを一生懸命語りました。
アートマネージメントの地域リーダーにスポットを当てるどう番組は、NPOの若手スタッフがボランタリーに進めている、いわば社会的活動です。近い将来、この分野を本業にしたいと語っていらっしゃいました。
がんばってください。期待しています。
私の放送はまだまだ先ですが、ご関心のある方は下記から
http://hitomite.jp/

家政学!

2009-07-05 21:23:30 | 日記
今日は、午前中から「家政学」が話題に!
秋の家政学会の視察講演会が、わが東京おもちゃ美術館にて開かれることが決定!
その打ち合わせのために知り合いの横浜国大の先生が打ち合わせに来ました。文科省の中学校家庭科の学習指導要領の協力委員として2年もご一緒した同期の桜です。彼女は「食」で、私は「家族」「子育て」領域を担当しました。
さて、今、私から見ると家政学はピンチなのではと感じざるを得ません。
多くの大学や短大が「家政学」の学部名や学科名の看板をはずし、名称の変更をしています。家政学では学生が集まらないといった理由からでしょうか。
そこで、日本家政学会のホームページを開いたら、素晴らしい図表にめぐり合いました。
QOLの構築を「家庭・福祉」「文化・芸術」「技術・産業」「情報・環境」といった4本柱のコラボレーションと捉えていました。
この図表を見れば見るほど、今の子どもたちの学習の柱にすべき重要なテーマが満載です。
私もやる気が出てくる思いに駆られました。

福祉を拓き、文化を創る!

2009-07-05 08:26:56 | 日記
「福祉を拓き、文化を創る」。
当時、日本女子大学の教授であった一番ヶ瀬康子先生が、私にお話してくださったメッセージです。「ひらく」は「開く」ではなく開拓の「拓く」でなければならない。「つくる」は「作る」ではなく創造の「創」でなければならないと福祉に対する熱い思いを語ってくださいました。
20年前の話です。
さて、今、私は、高齢者福祉、障がい者福祉の分野で、遊び文化と芸術文化などのアクティビティの力を借りて、QOLを高めるエキスパートが必要だと思い、その人材養成を進めています。
初級編の「アクティビティインストラクター」。中級編の「アクティビティディレクター」。そして、この度、新たに上級編の「アクティビティプロデューサー」の講座開設を目指し、カリキュラム委員会を創設し、検討を本格的に開始しました。
高齢者や障がい者のQOLやウエルビーイングを高めるためには、やはり人育てが大切です。
文化をつくるには制度や法律だけでは不完全です。やはり「人」の力です。
まずは、人の力で根っこ作りです。