探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

庭再発見

2017年06月01日 | 自然探索記~採集記(道北)


自宅の庭
写真で見ると、手入れされているように見えるが、管理者であった祖母が亡くなってからすっかり荒れてしまった。
今年からは、自分が容赦ない剪定と雑草取りを行っているが、スギナ、タンポポ、ドクダミの三大雑草に翻弄されている。

そんな雑草取りに没頭していたある日。

ツツジっぽい木に見慣れぬオトシブミが私の許可なく揺籃を作成していた。
調べてみると5個体以上いるらしく、地面にはいくつかの揺籃が落ちている。


ヒメクロオトシブミ Apoderus (Compsapoderus) erythrogaster
色彩には地域変異があり、この個体は全身真っ黒の「黒色型」
北海道は上翅が赤色となる「背赤型」となる傾向らしいが、セアカヒメオトシブミに酷似しており、見た目での判別が困難らしい。
という事は、今までセアカヒメオトシブミだと思っていた個体がヒメクロオトシブミ背赤型である可能性もある。
資料も内容に統一性がなく混乱している・・・何が正しいんだか。


初見のオトシブミのはずなんだが・・・


ニセハイイロマルハナバチ Bombus pseudobaicalensis
何らかの事故にあったのか腹部に傷があり瀕死状態。
平地にもいるハチなので、これは特に珍しくない。
ちなみにこの庭で一番多いハチはセイヨウオオマルハナバチ。多すぎる。

キヌゲマルトゲムシの死骸もあった。庭の苔で繁殖しているらしい。
自宅は、自然から離れた住宅地であるが、探せば意外な発見あるかも。うちの庭。
アケビコノハが発生するアケビは、少しだけ残して思いっきり伐採したので、今年の発生は少ないかも。