はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

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意外と知られていないNISAの落とし穴

2016-01-09 08:57:04 | 日記
みなさんこんにちは。

ようやく正月モードを抜け、通常の生活サイクルに戻ったはちです。

たまに私は投資の勧めらしきことを書くのですが、リスクのあるものなので別の視点からも書いてみようと思います。

投資で儲けた金額には約20%の税金がかかりますが、非課税になる仕組みもあります。

NISA(少額投資非課税制度・ニーサ)を利用することですね。

通常の口座で株取引をすると、利益がでたらその利益に対して20.31%(所得税+復興特別所得税)の税金がかかります。

例えば、NISA口座で100万円の株を買い、150万円に値上がりしたとします。

この値上がりした利益に対して、通常の口座なら10万1575円の税金を支払わなくてはなりませんが、NISA口座なら税金を支払う必要がないので、まるまる手取りになります。

 このNISA口座の預け入れ限度額は100万円でしたが、2016年から120万円に拡大されました。

年間で120万円までならNISA口座で株や投資信託などの投資商品を購入できるというわけです。

 また、このNISAに、2016年から新たに子ども向けのNISA、「ジュニアNISA」が新設されました。

未成年者の名義でNISA口座を開設して親などが代理で運用するもので、口座は1月から開設できるようになっており、運用は4月から行えます。

●ジュニアNISAは何が違うの?

 ジュニアNISAが従来のNISAと違うところは、まず、利用できる年齢。2016年1月1日時点で19歳以下が対象です。

次に投資の年間限度額。従来のNISAは(2016年から)120万円ですが、ジュニアNISAは年間80万円までの利用となっています。

 さらに、ジュニアNISAでは、金融機関の変更が原則できません。

金融機関によって取り扱う金融商品が違いますから、もしジュニアNISAを始めるなら、金融機関選びは慎重に行いましょう。

 また、ジュニアNISAには資産の引き出し時期に制限があります。

口座の名義人が18歳未満だと払い出しできず、払い出す場合には全解約となって、過去に享受した利益に対して課税されます。

NISA制度は期間限定であり、非課税での投資は2023年までと決まっていますが、それ以降も引き出し期限までは口座に保管され、現金を手にすることはできません。

 この「18歳まで引き出せない」仕組みが子どもの教育資金作りに向いていると、さまざまな金融機関が宣伝しています。

「孫のために」援助したい祖父母にも、大いにアピールしているようです。

加えて、「今、口座開設すれば売買手数料○%引き」や、「けが、入院の保障を無料付帯」など、特典合戦も見られます。

 では、投資を考えている人はNISAやジュニアNISAを始めるべきでしょうか。

いえ、まずはNISAについてもっとよく知りましょう。NISA口座は良い面ばかりではありません……。

●意外と知られていないNISAのデメリットとは?

 NISA口座のメリットは前述したので、ここではNISAのデメリットを見てみましょう。

 NISA口座には、投資商品が値下がりした場合、意外と知られていないデメリットがあります。

確かにNISA口座で100万円の株を買い、150万円に値上がりしたら、本来なら利益に対して支払う10万1575円の税金を払わなくて済みます。

 しかし、投資の場合、100万円で買った株が50万円に値下がりすることもあります。

普通の株なら、株価が下がっても上がるまでずっと放っておくことができますが、NISAの預け入れは最長5年。

5年たったら普通口座に移さなくてはなりません。

 そして普通口座に移すと、移した時の価格が“取得価格”となります。

100万円で買った株でも、5年後に口座から出す時に50万円になっていたら、50万円で取得したということになるのです。

つまり、この株が、買い値の100万円まで戻ったので売るとすると、実際には利益が出ていないのに、50万円の利益が出たということで10万1575円の税金を払わなくてはなりません。

 さらに、損した株と利益が出た株を損益通算してもうかっている株の税金を安くしたり、損を次の年に繰り越して(最長3年)もうかった年の税金を安くすることもできません。

 また、ジュニアNISA場合は、「途中で出せない」というデメリットも大きいです。

お金に余裕があった上で運用するならいいですが、子どもにいつお金が必要になるか分かりません。

そんなとき、中途解約で損をする可能性もあります。

利用するなら、メリットばかりでなく、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

年始から痛い目に合ってるはちでした
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