3人は、奥の観音開きの戸棚を開けた。
すると、じゃらじゃらとたくさんの鍵がついている大きな輪っかの金具が見つかった。
「いっぱいあるな…。」
「片っ端から試してみよう」
数十個はある鍵をひとつ、ひとつ、鍵穴に差し込み、開くかどうか試した。
そもそも、鍵穴にも入らないものや、入っても何の手応えのないものばかりで、諦めかけていた頃、
「カチッ」
ー開いた。
物置小屋で最初に見つけて、幹太が興味津々だった箱が開けられる。
スッとスライドすると、中には、白い、…というか、年月が経って灰色になった布にぐるぐるに包まれた"何か"が出てきた。