結子さんも呼ぶ…と言われて、固まってしまった亜由美。
「結子を呼ぶのはいいけど、みんなで犯人捜しみたいなことをするのは…ちょっと…」
「犯人捜しじゃないんです。最終的に彼女かどうかを確認したいだけなんです。」
「そんなこと…、わかる方法なんて、無いんじゃない…?」
「それが、あるんです。」
「……。」
「実は、今回の件に関係ない人ではあるんだけど…、ちょっと相談してみたんです。
そしたら、この文面に見覚えがあると言う人が現れたんです…。」
「え?」
「しかも、証拠もあるって言うんです。」
「証拠って、どんな…?」
「この文章と同じような癖のメールを持ってるらしいんです。」
「……。」
「その人も連れて来ます。」
亜由美は、言葉が出なくなった。