その後も、トントン拍子に二人は接近…。
…というより、優太さんの方が沙友理さんを気に入っていて、アプローチしている…という様子でした。
沙友理さんは…というと、
「私、本当に自分に自信が無いんです。私のような地味なタイプは、優太さんのような活発でモテる男性には似合わないと思うんです」
本来なら喜ぶべきシチュエーションなのに、物事が順調に行くと、ただただ不安になるタイプの人っています。
なので、とてもよく理解出来るし、あまり無理をせず、じっくり、ゆっくり進展させて欲しいと思っていました。
だけど、相手は待ってくれません。
「今度、○○に行こう!よく釣れるらしいよ!」
「釣りに行く話しをまとめるために、今夜食事をしよう!」
…優太さんさ、グイグイくるタイプ。
かなり戸惑いながらも、"今あるチャンスを逃したくない"と、心ならずも、断わることが出来ずに、前に前に進んでいました。
しかし、沙友理さんの不安は続いた。