うとうとしている間に自分以外の乗客がいなくなった。
車窓の景色は真っ暗で何も見えない。
まぁ、自分が降りる駅は、まだ先だし…、貸し切りの車両を満喫しよう!
…そして、また、睡魔…。
どうしたんだろう…やたらと眠い…。
プシュー…。
扉が開く音…。
うつらうつらと聞いていた。
「…この間の…」
「…山の中に…」
何人か乗って来たようだ…。
ゴトン…。
動き出した。
睡魔と闘いながら目を開けると…あれ?誰もいない…。
隣の車両の声かな…。
それにしても、眠い…。
この異常な眠さは、まるで睡眠薬でも飲まされたようだ💦
「わたしの…」
「そうそう…」
話し声は聞こえる…。
隣の車両からの声がこんなに近くに聞こえるはずがない💦
プシュー…。
え?また?
走り出して1~2分しか経ってないのに…。