あの頃(舞台)12

2020-04-27 08:02:54 | 日記
いかり…怒り…怒りっ💢…ぶちっ❗←キレる音

乱闘‼

…と、怒り→乱闘までの芝居が難しい💦

私の怒りを受け止める相手はU。

「思いっきり来ていいよ❗」

…と言ってくれる。

ト書には、『怒りに任せ、髪をひっ掴み、引きずり回す』と、書いてある。

このト書通りの事をすれば、絶対にケガをする💦💦

ここで、アクションの勉強をした成果が表れる。

力を加減しながらも『力任せ』に見えないといけない。

これは、加害者(?)だけで出来る技術ではない。

被害者も、『力任せ』に振り回されるような演技、リアクションをしてくれないと、そうは見えない。

相性も大切ですね。

被害者のUが私を信頼してくれて、どの程度の力加減で、どの程度の振り回され方をすればいいのか…の微調整が大切。

私がちょっと遠慮をすると、見る側からすると、『あれ?』ってなってしまうし、遠慮しないと、本当に力が入ってしまう。

「大丈夫だよ。多少ケガしても仕方ないよ」

なんて、Uは言ってくれるけど、当然、多少でもケガをさせてはいけないんです。

だいたい、引きずり回す…なんて、想像できますか?

ちょっとあり得ない光景ですよね💦

とりあえず、やってみた。

案の定、Uは「痛い!」と言って、しゃがみこんだ。

力の加減が本当に難しい💦

参った💦💦

私には、こういうのが、一番難しい…💦💦

Uは、笑顔で「大丈夫❗大丈夫❗何度でもやりましょう❗」…と言ってくれる。

先生は…と、言うと、他人事のような顔をして、親指で鼻をほじる。

再び挑戦‼

髪の毛をひっ掴み…からの~振り回す~。

「うっ💦」

と、声にならない声を出すと、Uがうずくまった。

「だ、大丈夫?!」

「大丈夫。大丈夫!」

いやいや、大丈夫なんかじゃない…。Uは痛そうだ。

どこが痛いのか?…というと、頭ですね。
髪の毛を引っ張るワケですから…。

しかも、乱闘シーンを披露する場所が平坦な場所ではない…坂道…そして、すぐ横には階段…という設定なので、平台に平台を斜め掛けして坂道と階段を作っての場所。

あまり豪快に振り回すと、坂道、または階段的なセットから被害者が落ちてしまうと、微調整なんて何の意味も無くなって、大怪我必至だ…。

こりゃ~とんでもないぞ~💦💦