G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

スマホの功罪~山好きの後期高齢者の場合

2016-12-03 | エッセイ

9月22日に格安スマホ(下の写真参照)を入手し2ヶ月が過ぎたのを機に、山好きの後期高齢者の私から見たスマホ使用の功罪(メリットとデメリット)を思いつくままに記してみた。

(Fujitsu Android arrows M 03)

1.スマホ使用のメリット:
私の場合、電話以外では、天気情報(単なる予報でない)、カメラ、ラジオ、ニュース閲覧、電卓、カレンダー、カーナビ、登山用ナビ、雑学辞書(諸々の情報源)などで大活躍である。その主たる理由は殆どのソフト使用料が無料で、検索入力がキーボード(正確にはソフトウエアキーボード)でなく、進化が著しい音声入力で事足り検索がいとも簡単にできるからである。
以下に私が特に便利と思う機能などを示す。

■雑学辞典:
疑問点、興味を覚えた事項、関心事などを直ちに明確化することで知的好奇心が大いに満たされる。
例えば、最近、報恩講の法話で親鸞上人の遺言を聞き噛り、帰宅後に即、確認した。
「一人居て喜ばは二人と思うべし、二人居て喜ばは三人と思うべし、その一人は親鸞なり」。
余談だが、味わい深い言葉で、心が折れそうな時など、人生の道標の一つになろう。
■カーナビ:
マイカーのナビはバージョンが古く、最近できた道路は表示されず、時々、不便を感ずるが、スマホのカーナビでは道路情報は最新バージョンで、音声ガイドも分かりやすく十分、実用に供し得る。
■登山用ナビゲーター:
使い勝手、性能などの面で、高価な登山用のGPS専用機(Garmin社製など)と比べて、勝る点はあっても劣る所はないアプリがある。専用器に比べ、スマホサイズが大きいのが欠点と言えるが、反面、画面が大きい分、見易いので利点とも言える。
■天気情報:
安全登山には荒天を避けるのが重要である。このため、単なる天気予報だけでなく、事前及び現地での、天気図の動き、雨雲の動き、風速変化などの予測データが有用である。
■オンラインストレージ:
オンラインストレージ(クラウドサービス、Google Driveなど)を利用してファイルのバックアップ、スマホとパソコン間(一般的には端末の種類は問わない)でファイルの共有、転送などが出来、大変、便利である。
■認知症の予防:
スマホ使用の直接的なメリットではないが、種々のアプリケーションソフトを使いこなすには、それなりの知的作業が必要でありこの点で認知症の予防に資する事を確信している。

2.スマホ使用のデメリット:
スマホ依存症:
安価(格安スマホで、フリーソフト使用の場合)、多機能で使い勝手が良く、あたかも優秀な助手或いは秘書が常時、付き添っているようで、知りたい情報が直ちに入手でき大変に便利である。この結果、スマホに頼り過ぎ、書物を読んだり、自分の頭で考える力が著しく低減する「スマホ依存症」の恐れがある。
■情報発信が不便:
殆どの場合、情報検索は音声入力でできるが、情報発信ではキーボードの使用が不可欠である。SMS、ツイターなどの短文の発信は問題ないが、ブログのような長文を小画面を見ながら、キーボードでフリック入力或いはトグル入力により編集するのは不可能と思う。
多量の情報発信にはパソコンが圧倒的に便利であると思う。

3.総括:
上記で述べたようなデメリットはあるが、オールマイティーで、拡張性が大きく、大変便利な情報機器であることは間違いない。
各人の好み、趣味に応じたアプリをインストールし使用すれば、後期高齢者でも、それなりにスマホライフをエンジョイできるよう。

コメント
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