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koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

全集魔

2009年06月09日 22時53分10秒 | 音楽

CDが市場に出て随分なる。
1983年の1月が初発売だったから,かれこれ26年たったことになる。
私が初めて買ったのは同年の11月だったが,当時国内盤は3,500~3,800円,輸入盤は4,200~4,500円だったことを考えると,今は嘘みたいな時代になったと言えるだろう・・・。


だから,LPの時代に何万円もしたカートンボックス入りの全集ものが,名前の通りコンパクトなケースに収まって何分の一かの値段で求めることができる。
私が初めて買ったLPの全集ものは,これである。
リンク先はCDだが,ジャケットデザインはオリジナルLPに近似している。
当時国内盤LP8枚組で16,000円。
学生だった私は,学生協で半年の月賦でようやく買った。
今はこちらでも分かるように,CD5枚に序曲まで納められて,何と3,200~5,000円で求めることができる。
ベートーヴェンを(しかも交響曲を)普段自ら聴くことは殆ど無いが,このセットは20代の頃からのお気に入りで,第3,5,6,9番はCDでバラで買い直した・・・。


でもって,CD棚にあるベートーヴェンの交響曲全集を漁ると,何と二組しかなかった。
後述するが,それも極めて地味な演奏家によるもので,如何に私がこの作曲家に対して熱心な聴き手ではないことを物語っていると言える。
ハイドン(104曲)やモーツァルト(40曲+α)のような多作家の全集はさすがに持っていないが(モーツァルトの後期6大交響曲は二組持っている),ぼ~っとしながら,CD棚の交響曲全集を数えてみた。

                                         
◎凡例(略称)
o  -管弦楽団
po-フィルハーモニー管弦楽団
ph-フィルハーモニック
so-交響楽団


○ベートーヴェン(9曲)
・ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘンpo
・ペーター・マーク指揮パドヴァ・ヴェネトo


○シューベルト(8曲)
・カール・ベーム指揮ベルリンpo


○シューマン(4曲)
・レナード・バーンスタイン指揮ニューヨークph
・       同            ウィーンpo
・ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮ドレスデン国立o
・ベルナルド・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo
・リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニアo,ニューフィルハーモニアo
                同        ウィーンpo
・エンリケ・バティス指揮メキシコ国立po
・ディヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレo


○ブルックナー(9曲)
・オイゲン・ヨッフム指揮ドレスデン国立o
・ギュンター・ヴァント指揮ケルン放送so


○ブラームス(4曲)
・ルドルフ・ケンペ指揮ベルリンpo
・        同             ミュンヘンpo
・ヨーゼフ・カイルベルト指揮ベルリンpo,ハンブルグ国立o
・サー・ジョン・バルビローリ指揮ウィーンpo
・クラウディオ・アバド指揮ウィーンpo,ベルリンpo,ドレスデン国立o,ロンドンso
・ハンス・シュミット=イッセルシュタット指揮ハンブルグ北ドイツ放送so
・ベルナルド・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウo
・イシュトバン・ケルテス指揮ウィーンpo
・ロリン・マゼール指揮クリーヴランドo
・リッカルド・ムーティ指揮フィラデルフィアo
・ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送so(80年代)
・                    同                      (90年代)
・レナード・バーンスタイン指揮ウィーンpo(DVD)
・エンリケ・バティス指揮メキシコ国立o
・ヤープ・フォン・ズヴェーデン指揮ロッテルダムpo,オランダ放送po


○チャイコフスキー(6曲,「マンフレッド交響曲」を入れると7曲)
・レナード・バーンスタイン指揮ニューヨークph
・エフゲニ・スヴェトラノフ指揮ソヴィエト国立so
・リッカルド・ムーティ指揮フィルハーモニアo,ニューフィルハーモニアo


○ドヴォルザーク(9曲)
・ラファエル・クーベリック指揮ベルリンpo


○エルガー(2曲)
・アンドレ・プレヴィン指揮ロイヤルpo


○マーラー(11曲)
・レナード・バーンスタイン指揮ニューヨークph,イスラエルpo


○ニールセン(6曲)
・オレ・シュミット指揮ロンドンso


○シベリウス(7曲,「クレルヴォ交響曲」は除く)
・ロリン・マゼール指揮ウィーンpo
・        同             ピッツバーグso
・レナード・バーンスタイン指揮ニューヨークph
・ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送so


○ヴォーン・ウィリアムズ(9曲)
・アンドレ・プレヴィン指揮ロンドンso


○ラフマニノフ(3曲)
・アンドレ・プレヴィン指揮ロンドンso


○ショスタコーヴィチ(15曲)
・ルドルフ・パルシャイ指揮ケルン放送so


○アーノルド(9曲)
アンドリュー・ペニー指揮アイルランド国立so


・・・といった具合に,意味のない羅列にワープロ3ページを費やしてしまった・・・。シューマンとブラームスといった師弟の全集が多いのは,個人的な好みと同時に4曲という少なさから,割と簡単に購入できることが大きいだろう(結構変な組み合わせも有る)。
特にブラームスは,ジュリーニ指揮フィルハーモニアo,ヨッフム指揮ロンドンpoやサヴァリッシュ指揮ロンドンpoのように第1番のみ欠いているものもあるし,バーンスタイン指揮ウィーンpoのCDは第2のみが欠けている。
ニールセンやアーノルドといった渋めの作曲家の全集を持っている傍ら,メンデルスゾーンとかサン=サーンス,プロコフィエフといったメジャーどころを持っていないのは,完全に好みの問題だろう。
欲しいには欲しいのだが・・・。


・・・ということで,この手の根多なら幾らでも書けそうだ・・・(迷惑)


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