風通庵-直言

ヨモヤマ話

中国はやはり将来性のある市場か?

2008-09-26 11:43:39 | Weblog
 中国製の乳製品からの有害物質メラミンが検出されたことから、アジア各国、韓国や香港、欧州連合(eu) までもが中国製乳製品の禁輸・国内販売中止の措置を取っているが、我が国は残念ながら国内企業・三笠フーズの汚染米の混入販売が国内に広がっていることもあってか、諸外国ほどの危機感がない。時期的にも内閣の総辞職等の政治の空白もその一因ではあるがー。
 輸入食品の薬物検査で、メラミンが対象になっていないのは食品類に混入する可能性がないからであるが、したがって、そこに目をつけて混入する特殊な知能はまさに中国人ならではのことで、そんな知恵こそ世界一である。

 中国人のトリックのうまさは、戦前の植民地時代から定評があった。うっかりすると誤魔化される。しかも誤魔化されるほうが悪いんだから始末が悪い。商売のため、儲けのためには何でもあり。毒物でもなんでも混ぜて増えればそれだけ儲けで、自分の家族が食べなければいいと、日本在住の中国人の評論家が言っていた。そう言えば、いつか餃子に段ボールを入れていたとの噂が広がったことがあったが、今になってさもありなんと思う。手品・マジックの手先のトリックから、最近は知的財産にまで及んでいる。それを国是にして法的根拠まで与える念の入れよう。うっかりすると、日本の国産品すべてを特許登録されかねない。信楽焼から鳴門金時まで登録する厚かましさは、何なのか。北京五輪が成功と見るや、it製品のソース・コードの開示を外国企業に強制する制度を導入しようとしている。中国は、ソフトの欠陥を狙ったコンピューターウイルスや不正侵入を防ぐためとの理由説明だが、相手が中国だけに誰も信用しない。それどころかコピー天国の中国独特の厚顔無恥な要求である。もし、拒否すれば中国国内での同製品の製造・販売は認めないとの強硬姿勢だが、技術の流出まで大っぴらに認めてまでも中国で事業活動をするか、どうか。デジタル機器の暗号技術が中国に筒抜けになるし、安全保障上の問題も生ずる。

 相前後して、日本経団連の御手洗会長ら日中経済協会の訪中団が胡首席と会談、胡首席は「日本の政局にいかなる変化があろうと共に手を携えて努力していきたい」と述べたようだが、福田元首相の自虐外交の成果もあってか中国側からすれば、韓国以下の、中華帝国の衛星国位にしか見られていないのではないか。だからすぐ手を携えていけるんだ。
 この日中経済協会代表団は中国商務省幹部に、中国のit製品情報の開示を強制する新制度に「世界的に例にないもので、ハイテク分野の貿易・投資の阻害要因になる。知的財産権の保護の面でも影響が大きい」と、見直しを求めた。これに対しアジア局長は「国際基準に沿ったもので、世界貿易機関の規定にも合致している」との回答であったようだが、合致もなにも規定がなければおのれの勝手な解釈で合致していることにする、そんな国。
 しかし、日本側の意見は担当部局に伝えると述べたようだが、日本側はそう述べたと解釈しても、そこはそこ相手が中国なら、日本の代表には十分説明し、理解してもらった。個々のケースはそれぞれに対応する等々と、全く逆に解釈して、それが独り歩きしてもおかしくない。中国とはそんな国。仮に文章に書いて相互に確認しあっても、都合の悪い項目は勝手に解釈を変えて平気な国。
 日本の対中貿易の現状から、泣く泣く中国の要求を認めるか、中国から全面撤退するか。これは日本だけの問題ではない。メラミン同様、世界の知的財産権の保護の問題で、中国対世界の知的財産権を保護する国で判断するべきで、いかに中国でも全世界が中国から撤退すれば困るであろう。
 中国が魅力的な市場であるか。ぼつぼつ中国の本音が出て中国から全面撤退もやむ負えない、そんな時期が今そこに来ているのではないか。すべての施設、財産を没収されて。
 相手が相手だからー。

 
 
 

小泉元総理は、平成の西行法師に

2008-09-26 09:07:12 | Weblog
 小泉元総理が政界を引退。

 政界は引退しても、政治活動はする。

 諸行無常は政界での話で、引退後は自由な政治活動を。

 その姿は、まさに平成の「西行法師」かも。

 全国を行脚して、小泉桜を植えるだろう。

 小泉さんの首相としての唯一の不作は、田中真紀子を外相に任命したこと。