アベノミクスの本拠地で
思いもしないことが
起きているようです
全国の企業倒産は２０１４年比で７．２％減少し
全国的に企業倒産は減っている状況下で
減少傾向は２０１０年以降続き６年連続の減少
日本経済の要で有るはずの東京
その東京で
地方にいればとても想像が出来ない
企業倒産が今年の１月までの４カ月連続で
前年の同じ月を上回ったそうです
何時も地方にいれば「東京は良いよな～」が多く聞かれる言葉ですが
今までは
地歩と比較すれば
アベノミクスの効果が出やすいと思われる東京で異変が
首相をはじめ政府は景気は回復基調だとする中で・・・
全国での倒産減少には
一つ目がアベノミクスによる経済政策の効果
円安誘導により自動車をはじめとする輸出の回復
財政出動による公共工事での建設業の潤い
二つ目が企業金融円滑法による借入金の返済猶予
そんな状況の中
東京で倒産が増えているのは？
アパレルやファッション雑貨などの繊維関連だそうです
帝国データバンクによれば
東京にはアパレル関連業者が約８千社
全国の２０％弱が東京に集中しているそうで
そのアパレル業界の不振が倒産件数を押し上げていると
ここまで日経を読んでも理解しがたいです
多くの若者などを抱えている大都市の東京
大企業も多くの集中している東京で
理由は３つあるそうで
一つ目が為替相場の急速な変動
アパレルは中国やアジア諸国からの生産が進み
ドル建て決済から生じる為替リスクが高まったこと
特にアベノミクスでの円安誘導がリスク拡大に
二つ目は訪日客のニーズ把握が困難
とくに爆買いで有名な中国からの御客は
メードインチャイナと書かれたアパレルには手を出さない
アパレルは一定以上のブランド力がないと・・・
３つ目は暖冬で１２月クリスマス商戦が不調
値の張るコートやジャケットが温暖んで売れない
つまり値が張る分在庫価格の押し上げにつながり
最後には経営を圧迫
東京の倒産にはアパレル以外には
出版や印刷業も目につくようです
東京には約１９００社もの出版社
東京には約２７００社もの印刷会社がひしめき
前年同期に比べ６６．７％増の経営破綻
本離れや電子書籍の広がりに円安による
輸入紙価格の高騰などが経営を圧迫したとされています
全体としては倒産は減少しているようですが
業種や地域などを改めて見直すと
倒産の多様性があるようです
そんな日本の中心で起きている倒産増加は
減少傾向が反転する一つのシグナルかもしれないと
また負債総額が１億円未満の倒産が約８割も占め
もしその分析方向が正しければ
アベノミクスや日銀が行った施策は大きな失敗？
で
日本中に小規模倒産の連鎖？
にならないように願いたいですね！
情報元：日本経済新聞
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