古川FPのブログ「勝手気ままなFP独り言」

古川FPが島根と松江市を中心にクチコミとITを駆使して企業コンサル・地域観光興し・個人家計見直しを、自由に感じたままに!

年金は現役収入の50%

2009-02-26 08:56:26 | 家計・団塊世代・年金

厚生労働省は2月23日に

5年前に改訂後

今年が財政検証の年です。

前回は

100年安心年金がうたい文句でしたが

安心は仕組み(外枠)だけのようで

前回より

年金財政の悪化に伴い

所得代替率を段階的に引き下げ

2009年度に62.3%から

2038年度以降は50.1%に低下

と試算しました。

もともと

前提条件が甘いとの指摘もあり

この数字も、大変に厳しい数字です。



所得代替率とは

現役男性の平均手取り収入に対して

65歳時点の年金がどれだけの比率に達するか?

を、表した率。




年金積立金は

5年前の想定より約10兆円減少!

10億円ではなく10兆円です!

年金受給者の方々の年金の

給付抑制が遅れたため

年金財政が一段と悪化したようです。

抑制の時期も5年前の2023年から2038年に延びました。




現在は

マクロ経済スライドの導入で

2007年から年金給付抑制予定が

2012年度からで

抑制期間が17年から27年へと10年延びるようです。




標準世帯が65歳時点で受給厚生年金の所得代替率は

2009年度で62.3%

65歳を迎える人が受け取る代替率は年々低下して

2038年には50.1%



例えば

手取り38万8千円の標準世帯の場合

2009年度の受給年金は22万3千円

所得代替率は62.3%

2050年には年金のが名目値で48万2000円

代替率は、50.1%?

あくまでも

経済や所得が伸びている前提です

低所得者や雇用不安が増える中

実現可能なのでしょうか?





今回の検証は

1人の女性が生涯に産む子供の平均数

つまり、合計特殊出生率が1.26(人)

出生率や成長率は上下8ケースな場合を想定

若者の低所得化がより一層進めば

結婚する人も減り

前提条件が大きく異なります

日本の今起きていることが

全て、リンクしています。

所得代替率は54.6%~43.1%

年金も含め

日本のお金の使い方を

どうすべきか

そろそろ真剣に考える時期に来ていますね!




情報元:PowerFP



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